フィルムカメラが世に流行り始めた頃、Nikon FM2というカメラを一時期使っていました。ズボラなもので現像に出しに行くのが手間で続きませんでしたが、デジタルカメラで育った人間としてはフィルムの描写はとても新鮮でした。フィルムの描写が好きでX100Fを買ったくらいなので、最近の超高画素のカリカリの描写よりも自分好みです。フィルムが何だったかは忘れました、ISO400のコダックのなにかだった気がします。
細君撮影の3枚。古ぼけたような淡い色味。
明暗差には弱いものの、完全に黒つぶれするわけではなく味があります。
我が地元町田駅の特徴的な景色。
人物撮影では非常に昭和感あふれる仕上がりに。
社会人になり、ずっと憧れていたギターを手にした記念。実際はかなりvividなツヤありのチェリーレッドですが、なんとも柔らかい色合いです。
大好きな街、京都鴨川。
これは4月の八ヶ岳、北横岳に登った時。
まるで大昔に撮影したかのようなザ・フィルム写真。
山梨の「みたまの湯」からの夕暮れ時の八ヶ岳。山梨で最も好きな景色の一つです。
夕刻の由比ヶ浜にて。このダイナミックレンジの狭さが良いですね。
マジックアワーの空のグラデーションや水面に反射する光の描写が最高です。
こうして見るとフィルムライクなX100Fともぜんぜん違いますね。フィルムカメラの描写はフィルムカメラでしか出せないと思いました。その場で何度も撮り直せてカメラ内でデジタルデータ化のできるフィルムカメラがあったらいいのになぁ。