こんにちは、先日どハマリしているアニメ”BanG Dream! It's MyGO!!!!!”のYouTubeラジオ番組”迷子集会”でお便りが読まれたのが嬉しすぎて一生自慢している上社です。
今回は恐ろしいことになんと約4ヶ月ぶりとなる登山の記録です。8月の北鎌尾根のやりきった感と釣りを始めてそっちに時間が取られたりしていた関係で、気づけば登山を始めてから最も間隔が空いてしまいました。大反省。
と言いつつ…
忘年会しようぜ!
ええで!でも昼間から空いてるから運動したいンゴ
山行くかァ…!
ということで、社会人1年目時代からの友人MR氏と行く、運動もせずに飲み会をするのに抵抗と腹が出てくるお年頃の我々が考えた「10時くらいに集合しそれなりに運動して夜には飲みに繰り出せるプラン」です。ゆえに今回は登山というよりハイキングと言った方が良いであろう…
ルート概要
歩いたルートは下図の通り。
高尾駅→陣馬高原下(バス)
陣馬高原下→陣馬山山頂→小仏峠→小仏バス停(山行)
小仏バス停→高尾駅(バス)
歩行距離12km、獲得標高700m、標準コースタイム4時間半
どうでしょうか。「ちょっと飲み会の前に運動しておきたい」にしては十分すぎるのでは??10:45のバスで出発して16:40のバスに乗って戻って来たので早起き不要な上に車の運転も不要。つまり山頂で飲んでも良いし下山直後に飲んでも良いわけです。おまけに景色もかなり良いです。どうですか、興味出てきましたか…
登山口までのアプローチ
私の最寄り駅の立川駅から高尾駅まで電車1本。そして高尾駅北口から陣馬高原下行きの京王バスに乗り約50分でスタート地点の陣馬高原下バス停に到着します。帰りは小仏バス停から高尾駅まで。バスはいずれも概ね1時間に1〜2本程度ですが遅い時間まで運行しています。
ちなみに今回は全て主に釣り用に購入したカメラTOUGH TG-7で撮影しています。メイン機のOM-D EM1 mark2にも劣らない見事なオリンパスブルーの空の色。IKEAのカラフルな旗の発色も悪くないです。
都心部在住のMR氏とは高尾駅で待ち合わせ、10:45発のバスで登山口へ向かいました。この時間帯でもハイキング目的の人がたくさん並んでいましたが、バスの1/3~半分を埋める程度の人数でした。
山行記録
登山口:陣馬高原下バス停
バスに揺られること1時間弱、11:30に陣馬高原下バス停に到着しました。かなり山の中ですが綺麗なトイレがあって周囲には自販機もあります。余談ですが最近の若い人たちは「1時間弱」というのを1時間10分くらい、つまり1時間以上を意味すると思っているらしいです。若い部下をお持ちの方はお気をつけあれ。
実際の陣馬山登山口はバス停から20分ほど歩いた先にあります。車でも行ける和田峠方面と登山道とで分岐します。ちなみにこの和田峠は距離は短いながら凶悪な斜度を誇るヒルクライムスポットとしても知られています。私も昨夏走ってひどい目に遭いました。和田峠から陣馬山山頂は30分ほどですが、駐車場代がそこそこ高くてキャパも少ないので要注意。
同行のMR氏は登山は1年半ぶり、そして運動らしい運動もしばらくできていなかったそうですが、そんな彼でも気持ち良く登れる程度の距離と斜度でした。ああ、やっぱり山っていいなあ。帰ってきたって感じがする。しばらく気持ちも山から離れていましたが一瞬で引き戻されました。さて年末年始はどこに登ろうか…
バス停をスタートして1時間強で和田峠ルートとの合流地点=ほぼ山頂直下に到達しました。高尾山より短いです。
山頂の匂いがしてきました…
陣馬山山頂
バス停から1時間半、陣馬山山頂へたどり着きました。
陣馬山といえばやはりこのルーツ不明の馬オブジェ。しかし何度見ても胴体より上はなんだかアレですよね。写真を撮る人々の表情には山頂に似つかわしくない苦笑いが目立ちました。
陣馬山は標高800mちょっとの低山ながら、高尾山から続く奥高尾縦走路の最高峰でありほぼ360度に景色が広がっていて非常にお気に入りの山です。標高1000m以下では一番好きかもしれません。
まずは富士山です。丹沢によって上半分しか見えませんが見事なもんです。冠雪が遅れた2024年でしたがもう例年並みです。
さらに遠くには南アルプス。
昼食時の悲劇
今日はなんとすき焼きです!
しゅてき!
卵もあるよ!
しゅてき!
あ
リュックを開いた瞬間に思い出しちまったんですよね、バーナーを入れた記憶が見当たらないことに。ガス缶もあるし卵まで入れているのに。
冷静に考えてみよう
幸い燃料はあるわけだから貸してもらえるんじゃないか
確かに、消耗品は借りずに済むし使い終わって出発する間までなら
あと経験上男女ペアもしくは女性グループに聞くべきですね
海外旅行でも男だけだとあまり親切でない印象
心得た
あとガス缶を持って話しかけることで借りたいのはバーナーだけですよというアピールをした方が良い
そして会話や写真撮影を遮ることのないタイミングを狙う
きみ経験値高すぎない?
ということでガス缶を片手に、バーナーだけ忘れてしまった哀れな雰囲気を演出しつつ男女3人組の中高年パーティの方々にバーナーを貸してもらえないか頼んでみました。不審がられないよう遠目にテーブルの状況を確認しつつ、コーヒーのドリップを終えて全員が一息つこうとしたその刹那を狙いました。
そして…
非常に優しい方々で快くバーナーを貸していただき起死回生のすき焼きが実現しました!バーナーをお借りした時間はおそらく15分以内くらい。明らかにこちらに気を遣ってくれそうな方々だったので、出発しそうな気配を感じたらすぐ返却できるよう常に視界の隅に彼らを捉えながら調理します。
しかし調理と言っても具材は事前に切ってジップロックに入れて用意しておき、現地では煮込むだけの、私の山の師匠スタイルです。この時期なので肉を凍らせていなかったのも不幸中の幸いでした。
ちなみに山メシというとハードルが高い感じがしますが、下界で食べているものをあとは温めるだけ煮るだけの状態にして持ってくれば良い。というのを師匠から学びました。例えばカレーを作ってジップロックに入れてくるとか。初期の頃は買ったままの状態の食材とナイフと色々持っていっていましたが面倒で続かないんですよね。形から入る人にありがちだと思いますが、やはり事前に仕込んでおいて可能な限り現地での手数を減らすようにするのが山メシライフのコツな気がします。
山小屋でキンキンに冷えたビールを買い難を逃れたことに感謝。途中、先のパーティが富士山を背景に写真を撮ろうとしているのを視界の隅に捉えたのでお礼にカメラマンとしてシュバってきました。
下山開始
高尾山から陣馬山までの縦走路、陣馬山側から始めると基本的に下り基調になるので実質的な登山は今日はここで終了です。写真は景信山・小仏峠方面への道です。
晴れていると非常に見渡しが良く、しかも冬で空気が澄んでいるので都心方面がよく見えます。写真では見えませんがスカイツリーがはっきり見えました。
体力的には高尾山口駅まで縦走しても全然良かったのですが、17時には暗くなるこの時期だと我々の持ち時間的にはナイトハイクになってしまうのでショートコースで小仏バス停をゴールとしました。
問題点としてはバスが16時台は00分、20分、40分と刻まれているのに対して以降は1時間に1本になることです。次が17時40分なので16時台を逃すと今日の主目的である忘年会に響きます。ヤマレコ・YAMAPの到着予想時刻から逆算して平地と下りは小走りにしつつ16時40分のバスを目指します。
到着予定17時になってるけどいけるかしら
地図上の距離感的にはいけるんちゃうかな
2.8kmの登山道を22分以内に降りるRTA
小仏峠に到着した時点で看板上の表記は2.8km。時刻は16:18でした。
久々に山の上から見たマジックアワーの空。飲み会前のちょっとした運動としては相当ハイクオリティな体験。
下山 小仏バス停
16:38分、なんとか予定していたバスに間に合いました。小仏峠から下はだいたい半分が普通の道路になったのがスピードアップに繋がりました。
ありがとう、1人だったら間に合わないと判断してたと思う
仲間って大事ですね
ということでバタバタしましたがさほど気合いも装備も要らずに行ける割にはしっかり運動になって「登山」を味わえる陣馬山〜小仏峠縦走でした!
おまけ 八王子BUBBLE
下山後、もうひとりの仲間と合流する前に時間があったので気になっていたお店を訪ねることにしました。以前八王子でクラフトビールを調べていた時に知ったお店で、以前は六本木のブルワリーだったそう。
この日のビールはIPA。IPAといえば一般的にはポップが効いた爽快感のある苦みと高アルコール度数で知られますが、そんなIPAの中でもトロピカルな香りと軽快な味わいを特徴とするHazy IPAに近い味わいの”How"というビールをいただきました。
同行のMR氏はあらゆるお酒に非常に造詣が深く、ビールに至っては家庭醸造しているほどのこだわり派ですが、そんな彼も絶賛しておりました。料理も美味しかったしここは行きつけにしたいくらい気に入りました。
最近クラフトビールは流行っていますが、ちょっとイキったお店とか無駄に敷居を上げている風潮もしばしば見られる中、久しぶりに非常に良いお店を見つけました。
混んだら嫌なのでこのブログが人気ブログなら紹介できませんでした。弱小ブログ万歳。クラフトビール好きの方はぜひ。