山と自転車

登山や自転車をはじめとした多趣味ブログ

【四国登山&サマポケ聖地巡礼旅①】松山城〜道後温泉ポタリング 2025.09.05

台風に阻まれたドリームプラン

平日5日間と前後の土日を全て合わせ最大9日間取得できる夏休み。今年は2分割取得することにして夏休み①、四国百名山&サマポケ聖地巡礼旅です。石鎚山と剣山を落としさらにサマポケ聖地巡礼をしつつ瀬戸内海で癒やされるというドリームプランを組んだのだった。

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しかし、あいにく出発予定日に九州〜四国にかけて台風が上陸。その後の進路的には剣山以降の行程は台風一過の好天でむしろサンキューだったのだけれど、初日の石鎚山が非常に際どいライン。

無理してでもスタンプラリー的登山をするか考えたものの、今回はさほど悩まず「山は逃げない」を胸に断念することにした。代わりに以前からずっと訪れてみたかった道後温泉を観光することにしてみた。

のちに山仲間TK氏にこの話をすると「呼ばれてなかったんだよ」と。伊勢神宮や出雲大社なんかでも同じ言葉を耳にしたことがある。計画を立てて叶わない時は行くべきでなかった時である。そう考えると自分の運命を呪う気持ちも和らぐというもの。

day1 道後温泉ポタリング

上空から眺める瀬戸内海

1日かけて東京に向かってくる台風に向かっていく形の羽田→松山便。離陸してしばらくはこの世の終わりかのように揺れ続け轟音に包まれたフライトだったが嵐を抜ければこの通り大勝利。思えば明るい時間帯に瀬戸内海を空から眺めるのはこれが初めてだけど、思っていた以上に大小さまざまな島が無数に存在している。

松山空港

父親から株主優待券をもらった関係で物凄く久々にJALを利用。JALではブロンプトンはスーツケースなどと一緒にベルトコンベアで流れて出てくるスタイル。

輪行袋はもう3年以上になるIKEAのDIMPA。輪行で使った回数は50回くらいになる。持ち手が元の2倍くらいに伸びているし底面は若干破れているものの、依然としてハードな自転車旅にも耐える500円とは思えない耐久性なんでこんなに壊れないんだ??

今回は登山あり釣りありの3泊4日の旅。20Lくらいのバッグで十分可能だったけれど、職場にお土産を買うのも想定し余裕を持って30Lザックをチョイス。ブロンプトンなら下手に20Lのザックを背負ったり車載するより30Lザックをリアキャリアに固定しちゃう方が強固に安定して容量も増えるのでオススメ。

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空港から青看板に従い道後温泉を目指していく。

道後温泉までは10km弱の平坦な道のりで、旅情あふれる路面電車の走る特有の景色。殺人的な気温さえなければ非常に快適なポタリングである。

市街地に入ると、噂の蛇口から出てくるみかんジュースを発見。よく考えたら割d⋯とか無粋なことは考えず一杯やらせてもらった。

松山城

道中に松山城を通過した。現在の私は歴史や城にさほど興味がないのだが、この松山城は親友MR氏が天守閣が残存している数少ない城だからと推していたのでたまにはと訪ねてみることにした。

www.city.matsuyama.ehime.jp

 

リフトを使ってショートカットすることもできるが当然そんなことは考えもせず、石鎚山の代わりに登城開始。近くに無料の駐輪場がある。

西日本の夏といえば鼓膜を震わせる音波の99%はクマゼミの鳴き声のはずが、ここ松山ではツクツクボウシが圧倒的多数を占めていた。蝉っていいよね。幼少期から蝉という昆虫がなによりも好きな私です。

30分ほど汗を流すと松山城。

まさに台風一過の抜群の青空。山と海が揃っている景色はやはりとても贅沢に感じる。しかもただの海ではなく瀬戸内海である。いいなあ、住みたいなあ。

 

松山城は天守閣まで含む城内部を観覧することができる。現代建築では見ることのない急峻な階段から始まる。城とは要塞であるから、守る側からすると大変理にかなった構造だと思う。武器を保ちながら敵が上に待ち構える状況でここを上がっていくなんて死んじゃう。

展示品がたくさんあったり刀の重さを体験できるコーナーや鎧を着て写真が撮れる場所があったり趣向が凝らされていた。歴史好きからファミリー、景色を観たいだけの人まで幅広くカバーしている。

道後温泉本館へ

続いては道後温泉にやってきた。日本最古の温泉地、あまりにも有名だけど一度も訪れたことがなかったのでかえって良かった。そう思えるくらいにはとても風情があって良いところだった。

そしてこちらが道後温泉本館。特に調べずとも中心部にそびえ立っているのですぐに分かる。入浴と休憩室利用のセットが定番のようで(もちろん入浴だけも可能)

館内部は格式高くこれまた風情たっぷりの空間。

まず2階の休憩室に通され、荷物を置いてから脱衣所に向かう。風呂に入ってさっぱりしても外に出ればすぐまた汗だくになるとはいえ、一度リセットできるのは気分が良い。真夏の平日の真昼間に入る風呂、おすすめです。

風呂を出た後は先程の休憩室に上がってお茶菓子をいただく。本来は今頃石鎚山に登っていただろうと考えるとなんと優雅なことか。

道後麦酒館

今日は登山がなくなった代わりに行けるところまで自走しようか。そんな考えはこの建物を見た途端に地の彼方に消し飛んでしまった。こういう自由度がブロンプトン旅の醍醐味である。

愛媛名物の鯛めしに舌鼓。今日はもう登るのも走るのも何もない。久々にただの旅行をしている。

道後温泉駅から本日の宿泊地阿波池田まで、あとは公共交通機関を乗り継いで移動するだけ。1時間ほど時間が余ったのでジェラートを食べたり

温泉むすめを眺めたりしていた。

道後温泉駅から阿波池田までの移動はなかなかに複雑で、一つは松山駅まで戻ってそこから電車を乗り継ぐパターン。もう一つは松山駅もしくはその途中の大街道という駅から高速バスに乗るパターン。

当時最短の手段が高速バスと徳島のローカル線だったので合計3時間ほどかけて阿波池田駅まで移動した。

阿波池田駅 サボテンアパートメント

本当なら翌日の登山口となる貞光駅に泊まりたかったが、なかなか近隣に宿泊施設が見つからなかったので電車で30分程の阿波池田駅で宿を取った。

入口のこの部分だけはオシャレだけれど

古い官舎という佇まい。無人営業で事前にメールで部屋の暗証番号などが送られてくる。自転車旅のときの宿は基本寝るだけなので安い順に並び替えて選んでいるのだけれど、個人的にはこういう特徴的な宿やクセのある宿が好きなので大満足。

この阿波池田という土地自体かなり山奥の街だが、徒歩圏内にコンビニとフレスポがあるので地元スーパーのお惣菜で一杯やれるという好立地だった。加えて居酒屋も数件あるので何気に何も不自由しない。

旅に欠かせぬSNOW PEAKのポータブルチタンおちょこ。事前計画が頓挫してただの温泉旅行な1日になったけれどこれはこれで大変良かった。あとから振り返るとこの日以降の行程でかなり疲労したので今日石鎚山に登っていたら後半のどこかで歪みが出ていたことうけあい。

day2剣山登山に続く。

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