2025年夏休みパート3、西日本の名峰伯耆大山登山および出雲大社参拝の旅です。サイクリングも組み込んで飛行機輪行したものの、天気がよろしくなくて一度も組み立てずに終わりました。
◯◯ガチャという表現が一般に普及した今日此の頃。私は社会人になった時から現在に至るまで、上司ガチャを神引きし続けている強運の持ち主なので夏休みを2分割にして取得しました。転職前の職場でも夏休みを取ったので今回が3度目の夏休みです。ループものみたいですね！
最近一人旅に寂しさを感じるようになってきたのでフリー素材ニキが相棒です。
旅の概要
day1 羽田空港→米子空港→出雲大社（自転車自走）→出雲市駅周辺で1泊
day2 出雲市駅→米子駅→大山登山（レンタカー）
実際には2日間とも天候が悪く、着いたその日にレンタカーを借りて登山、以降は出雲大社参拝と軽い観光をして終わりました。めちゃくちゃ遠く感じましたが飛行機を使うと上記行程はさほど無理なく満足度の高い旅になりました。
day1 大山登山
今朝見たら予報が悪い方に変わっている
いっそ自転車置いていく？
もう輪行して新幹線乗ってる
（義理立てするか裏切るか…）
自宅を7時前に出て10:30米子空港着のフライトの予定でしたが、起床時の最新の天気予報を見るとどう見ても自転車で走りようがないコンディション。ただの旅行にしようとするもまさかの大阪から来るニキの方が早く家を出ていた。恐るべし出雲国、遠い、あまりにも遠い…！私だけしれっと自転車置いてきて快適に移動してたらヤツの性格的にうるさそうなので仕方なくTyrellを連れて行くことにしました。
今年は特に飛行機ばっかり乗っている気がしますが、何度来ても空港の雰囲気が好きです。旅先だと空港自体の滞在時間も確保する派です。
空港のここ好きポイント
米子鬼太郎空港
ニキが鉄道を使い大阪から5時間近くかけて向かう一方、羽田から米子はわずか1時間強。やはり空路は強い。最近は急遽思いつきで旅をすることが増えたので株主優待券を使ってフレックスを半額にするライフハックを習得しました。早割に比べれば高いけれど便の変更やキャンセルにお金がかからないのが強み。下記のサイトでは購入するとメールで即座に株主優待番号が分かるのでおすすめ。何となく悪いことしてる感がありますが、JAL, ANAともに株主優待券は株主でなくとも使用可能と明言しているので何ら問題ありません。
米子空港から合流地点の米子駅までは14kmほどの平坦ルート。シャトルバスも出ており片道40分ほど。
ここに来るバスから大山が良く見えてたんだよね
曇ってるけど景色はワンチャンあると思う
明日は予報的に無理だけど今日なら…！
執念だな
レンタカー借りられるか電話してみるわ
ニコニコレンタカーに電話したらあっさり、day2朝から借りる予定をday1昼から借りるのに変更できました。移動中に即日レンタカー借りられる場所がないか調べてたら全滅でしたが…やはり当日急になにかする時は直接交渉するに限りますね。
米子駅から大山の夏山登山道までは30分くらいで着いてしまいます。
このルートは最短ルートなので11時過ぎに合流して昼食を摂ってからでも無理なく登れます。近くにあったラーメンスタンドで昼食。
大山夏山登山道
こんな天候だからか駐車場はかなり空いています。今にも雨が降りそう、というかパラパラしてはいるものの問題ないコンディションです。スタンプラリー登山は良くないかなと思いつつも、ほぼ諦めていた1座をクリアできるというのは遠征した甲斐があるというもの。
序盤はひたすら階段が続きます。曇天のほうが色鮮やかな写真が撮れるというのはカメラ趣味の人間には知られた話ですが非常に良い発色です。
さすがに遠目から山の姿が見えていただけあって山肌までしっかりと確認できます。
写真だと念写かな？と思う出来栄えですが現実には宍道湖とか日本海海岸線がうっすら見えていたりしたんです本当です。
見えますかね、水たまりが。避難小屋の辺りでかなりまとまった雨になってしまったので雨雲レーダーを見つつ（電波がめちゃくちゃ入ったのが本当に幸い）雨宿ってました。
驚きの白さ
驚きの寒さ
大山山頂
果たして「大山ね、良い山だったよ…」と語っていいか議論の別れるところではありますが…晴れてなければ登ったことにはならないなんて言い始めた日には百名山制覇なんて人生1周じゃ足りませんので、これでめでたく43座目登頂です。
山頂からの景色ではないものの8合目くらいからの景色が見えたのである程度は脳内で補完できそうです。脳の一部をいじっていかなる天気でも晴れてるように錯覚する手術とかどうですかね。あったら結構前向きに考えると思います。
夜は良い店予約しといたから
マジかサンキュー！
大山登山 夏山登山道ルートの感想
車が前提になるものの米子駅から非常にアクセスが良く道も良いので旅行ついでに登れる感じのルートでした。さすがにデニムとかだと辛いと思いますが、運動に適した服装と普通のスニーカーであれば難なく登れそうです。
のどぐろ日本海
ということで出雲市駅前のこちらのお店。有名店だそう。旅の計画に食事のお店の手配が加わると途端に負担が増すので予約してくれてたのは非常に助かりました。が
…
どうした
ホントにここだったかな
何箇所か調べてたからどこを予約したか怪しい
結果、人気店の週末夜に予約なしで特攻する形になりました。店の着信履歴まで調べてもらってヤツが予約の電話などしていなかったことが証明されたのにも関わらず、ご迷惑をおかけてしてなんて言って席を用意してくれたお店の方々に感謝です（たまたまカウンターが空いていた奇跡）。
そしてこの顔。結局本来予約した店からの電話も来ず、発信履歴にそれらしい履歴もなく、どこに電話を掛けたのかそもそも現実だったのかも分からずじまい。
うーん、ポンコツ！
疲れてたんだな
day2 出雲大社参拝
うっすらと雨が降ったり止んだり。山間には霧がかかっている幻想的な空気感のなか出雲大社参拝をしました。天候は悪いものの旅を中止するほどのことはなく”呼ばれてなかった”ことはなさそうで一安心です。
敷地は非常に広く、嫌な感じは全くしませんが空気が重みを持っているような感覚がありました。
普段は旅先でたまたま出会う以外で寺社仏閣の参拝をすることはあまりないのですが、このしっとりとした空気感のなか散歩するのはとても贅沢だと思いました。いつも走り回って慌ただしく旅してますがたまにはこういうのもいいな。
それにしても写真の色味が非常に良い。今回は出雲大社参拝のための旅行になるだろうと見込んでいつものEM-1markⅡではなくNikon Zfを持ってきました。
日本酒を造るうさぎ。
メインの参道。遠くに巨大な鳥居がありますが、晴れていれば夕日が沈んでいく方角で非常に神秘的な景色になるそうです。
ピントの位置間違ってない？
最新のカメラは賢いから…
出雲そば
うどん県への移住を夢見る専らうどん派の私ですが、最近ほんの少しだけそばの良さがわかってきたような気がします。こちらは出雲縁結びセットというそばとぜんざいのセット。神事が行われる浜の砂が付いてきました。
こちらがその浜。車で10分程度の位置でしょうか。次なる目的地はこの写真右奥に写っている漁港です。そう、夢の旅先で釣りをする企画です。
旅先で釣り！
1年前くらいから友人の後藤に誘われたのをきっかけに釣りをするようになり、特に最近にわかに釣りにハマりました。後藤曰く「自転車とか山とは違う脳の報酬系が刺激されるんじゃないか」とのことで、なるほど確かにそれらの趣味とはまた違う面白さを感じているなぁと妙に納得している今日此の頃。
せっかく普段と全く違う土地なのだから釣り糸を垂れないと勿体ないので出雲大社近くの漁港で2,3時間ほど釣りに勤しみました。
青イソメを使ったヘチ釣りという釣り方、小物ばかりですがだいたいどこに言っても爆釣と言えるくらいには数釣りができるので短時間遊ぶのには最適です。特に今回はもしすべて成魚だったらとんでもなく豪華な釣果でした。道具も日帰りザックに軽く収まる程度にコンパクトなもので済みます。
最近は湘南という立地を生かして釣りサイクリングをよくやっていますが、混雑するエリアでも駐車場問題に悩まされることがなく、圧倒的な機動力でポンポン釣り場を変えて遊べるのでめっちゃ楽しいです。
水木しげるロード
魚と戯れていたら雨が降ってきたので切り上げ、米子空港近くの水木しげるロードへ移動しました。出雲大社からは車で1時間程度で、こちらも境港という町名の通り釣りができそうな場所が無限にあります。
ちょろっと主要な妖怪の銅像が置いてあるだけ…くらいかと思ってましたが全然そんなしょぼいもんではありません。お土産屋も含めたら余裕で半日過ごせそうな情報量です。
お店も大部分が閉まっている時間帯で、帰りの時間が迫っているのもあり軽く見ることしか叶いませんでしたが、今後家族旅行でまた来る用に取っておいたと思うことにしました。
こういうユーモアがたまらなく好きです。日没間際だったこともありたいへん雰囲気がありました。
公園にいた小豆洗い。なぜだか昔から好きなんですよねこの妖怪。
大山＆出雲大社旅のまとめ
結果的に自転車を組み立てたのは自宅最寄り駅に帰ってきた時で「輪行しただけ」という稀有な回になりましたが、自転車を諦めレンタカーにしたおかげで非常に高密度で充実した1泊2日になったので結果オーライです。結構これ色んな人に勧められるなと思いまとめます。
大山登山は案外ハードル低い
空路陸路ともに拠点となる米子駅から車で30分ほどで大山最短コースの登山口までアクセスできます。登山道も非常に整備が行き届いているので運動靴であれば十分、天気が良ければ普通のスニーカーでも登れるくらいのルートです。
大山登山と出雲大社参拝は無理なくセットにできる
車前提ですが両者間は約1時間で移動可能。一車線しかない山陰道の運転はちとしんどいですが大した距離ではありません。普段はあまり人に勧められないエクストリーム系すなわち「物理的には可能」という山行計画を立てがちな私ですが、今回に関しては十分な時間的余裕があります。たった丸2日で百名山の1座を落としつつ出雲大社参拝ができる、つまりは有給取得も不要ということです。
出雲国はめちゃくちゃ魚影が濃い
稚魚とはいえ魚種的には嬉しい魚がたくさんいました。特に生涯一度は釣ってみたい夢の魚のイシダイが一応釣れてしまったという驚き。稚魚とはいえ他の魚とは引きがまるで違いましたね。出雲大社参拝にパックロッドを忍ばせる、これおすすめです。
水木しげるロードは半日以上確保して行くべし
妖怪に全く興味がないのでなければ小一時間で行くと後悔します。もっとゆっくり見たかったとなることうけあい。よって最低でも半日は用意しましょう。
