山と自転車

登山や自転車をはじめとした多趣味ブログ

【利尻島一周】利尻島一周サイクリングが最高過ぎた話【リシイチ】2023.9

夏休みを利用して利尻島・礼文島・宗谷岬を旅してきました。初日は飛行機2本を乗り継いで利尻島入り、2日目は利尻山登山をして3日目は一番楽しみにしていた利尻島一周サイクリングです。めちゃくちゃ長いので目次から利尻島一周当日に飛んでください。

自転車に関しては私の中でしまなみ海道が不動の一位でしたが利尻島は一気に同立一位まで跳ね上がりました。

利尻島へのアクセス

大きく分けて稚内からフェリーで島に渡る方法と新千歳空港もしくは札幌の丘珠(おかだま)空港から飛行機で渡る方法の2つがあります。詳しくは過去記事をご査収ください。

www.mount-road.com

利尻島一周サイクリング前日

今回は羽田、新千歳と飛行機を乗り継ぐ飛行機輪行で利尻島にやってきました。新千歳空港からの飛行機は12:50発の1日1便のみなので、島に到着したのは14時頃でした。

前日入りが基本

稚内からの最初のフェリー、もしくは丘珠空港からの最初の利尻行きの便に乗ることができれば利尻島に午前9時頃には降り立つことができますが、いずれにせよ道内の人間でない限りは自宅を出たその日のうちにこれらの便に乗ることは物理的に困難なので基本は昼か午後14-15時頃という、一周するには遅く何もしないにしては早い時間帯に着くことになります。

稚内〜鴛泊港のフェリー時刻表

丘珠空港〜利尻空港の便

ペシ岬と姫沼はサイクリングと別日に行くのがおすすめ

ペシ岬と姫沼は島一周サイクリングとは別で行くことをおすすめします。姫沼は島一周の道路からは距離が離れている&結構しっかりなヒルクライムが必要になることと、ペシ岬は港や宿泊地の近くにあるため夕日を待ちながら長時間滞在するのに適した場所だからです。特に姫沼は想像していたよりがっつり登るので島一周を優雅に楽しむためにも別日にするのを強くおすすめします。

ゆ〜に、姫沼、ペシ岬の位置関係

前泊地 利尻島ファミリーキャンプ場ゆ〜に

今回私は利尻島上陸翌日に利尻山登山をして、さらにその翌日に利尻島一周サイクリングをしました。下山したのが12時前だったので、昼食と風呂を済ませツエルトの設営を終えたのが16時頃でした。

ゆ〜には比較的山の麓に位置するオートキャンプ場で、トイレからキッチンカー、ゴミ捨て場が完備されていてさらに徒歩圏内にサウナまで付いた利尻富士温泉がある非常に素晴らしいキャンプ場です。登山口まではやや遠いですが、利尻山登山をしないのであればここに幕営するのが間違いないと思います。

↓前日の利尻山登山の記録です。

www.mount-road.com

今回は機内持ち込み可能な30Lザック(カリマーリッジ30)をチョイスしたので、容積的にテントを諦めツエルトを使用しました。ファイントラックのツエルト2ロングという宿泊を意識して作られたツエルトです。

ゆ〜には木々に囲まれた平坦な芝生サイトで天気が良ければ写真のように海が見えたり利尻山のてっぺんが見えます。私が泊まったのは9月上旬の土曜日だったのでそこそこ人は居たものの、山のテン場のように密集する必要もなくかなり敷地にも余裕があったのでいっぱいになってしまう心配はないと思います。

コインランドリーで乾ききらなかった靴下たちを干している図。

利尻島サイクリングロードで姫沼〜ペシ岬へ

利尻島一周前日の行動ルート

幕営を終えた後はザックを置いて上記のようなルートで先の姫沼、ペシ岬を巡りました。このルートは現地で適当に決めたものでしたが、結果的には大正解でした。利尻島一周の途中に立ち寄るのはちょっとハードルが高いものの、利尻島に来たからぜひ訪れるべきスポットがコンパクトにまとまっています。

ゆ〜にのすぐ近くに利尻島サイクリングロードの入り口があります。正確には沓形の方から続く全長24kmのサイクリングロードの途中で、ここから姫沼に行くことができます。

道は完全な自転車専用道になっています。

右手に利尻富士、左手に海が広がる超快走路

森を抜けると利尻富士ドーン!!!!!

さらにズームでドーン!!!!!

alu.jp

右手に利尻富士、左手には海が広がる超絶景の快走路です。そして海の果てに見える陸地は…

小樽から稚内に至るライダーの聖地、オロロンラインの風車が見えています!!

サイクリングロードは大部分が森の中を貫くように進みますが、何箇所か先程のような橋があり眺望ポイントになっています。鴛泊港、ペシ岬、夕日ヶ丘展望台と奥の霞んでいるのは礼文島です。

オフィシャルなサイクリングロードなだけあって休憩所がいくつか設けられています。

姫沼

何度か下界の国道を見下ろす写真を載せた通りサイクリングロードは結構高い位置にあります。姫沼はさらにここから斜度5-6%の坂を1kmほど登ったところにあるので、下界から登ってくるのはかなり骨が折れると思います。

姫沼は川をせき止めて作られた人口沼らしいですが、人工的な雰囲気は一切ありません。名前はかつてヒメマスが放流されたことに由来するそうです。この日は登山中ずっと雲に包まれていた利尻富士でしたが、ようやく全容を現しました。

姫沼から下界の国道までは下りっぱなしです。何度見ても下り坂の向こうに海が見えるのっていいなァ。

まさかのブロンプトンがパンク

姫沼から下ると後は4kmほど平坦な国道を鴛泊方面に戻ってペシ岬に向かいます。そこで事件が起きました。ブロンプトンの前輪からプシュ〜と絶望の音が。

ブロンプトンを購入して4年目になりますが今までパンクは皆無だったので、よりによって利尻島で…という運命を呪いました。しかし私は生粋の自転車乗りなので純正ツールキットに予備チューブを常備しています。行動不能になり利尻島に散る運命なんかに任せねえ!

ただちに修理にかかります。

alu.jp

外したフロントタイヤを観察すると、ビードとの境界部がガッツリ裂けていました。

タイヤ内側から見るとなぜか向こう側の地面が見える始末。この発想はなかったぜ…。さすがにこのまま戻すと隙間に砂利が入ったり飛び石が運悪くここにクリーンヒットした場合にチューブが即死するのでどうにか保護したい…しかしここは北の果ての孤島…

仕事中には決して起きない、脳のフル回転により財布に仕込んだ女子力絆創膏の存在を思い出しました。防御力がどの程度あるか分かりませんが人の血液を受け止める器の大きさならば砂利や小石くらいは跳ね返してくれるでしょう。

ペシ岬で夕日を見る

無事にタイヤの修理を終え、向かったのはペシ岬です。ペシ岬は鴛泊港のすぐ目の前、ゆ〜にからも徒歩&自転車圏内ですぐに来られるので夕刻でも人がたくさんいました。

ペシ岬は遠目から見ても一際目立つくらいに高台になっているのでまあまあ登ります。100mくらいでしょうか。プチ登山です。

岬の上にはよくあるこの方角に何が見える系の円盤と思いきや、吹く方角によって名前が付いている風の一覧系の円盤でした。珍しい

山頂付近に雲がかかり始めた利尻富士と鴛泊港を発つフェリー。

この日は私と同じように夕日待ちをしたりGoProを回している人が居て、日没まで5名ほどが留まっていました。礼文島方面に日が沈んでいきます。

礼文島南端に消えてゆく夕日。

ゆ〜にの夜

ゆ〜に入り口などを撮り忘れていました。ちょうどこの真後ろに道路を挟んで利尻富士温泉があります。

利尻富士のてっぺんだけ見えています。

何気に初の自転車✕キャンプです。

夜は管理棟近くでビールや軽食を売る小屋がオープンします。ゆ〜にの漁師だというおっちゃんに話しかけられ、この日早朝から利尻山に登って眺望ゼロで撃沈した話をしたら残念賞でビールを奢ってくれました。嗚呼人情や。写真は撮れませんでしたがこのおっちゃんが水揚げしたマグロを使った料理をいただくことができ、特に「マグロの胃袋ネギまみれ」は初めて食べた珍味でした。

利尻島一周サイクリング当日

鴛泊港のコインロッカーが使える

いよいよ利尻島一周サイクリング当日です。この日はサイクリングをした後に13:15の鴛泊発のフェリーで礼文島に渡る予定なので朝7時に出発します。当初は全ての荷物を車載して挑む予定でしたがどうせ鴛泊港に帰ってくるのでフェリーターミナル内のコインロッカーに置いていくことにしました。建物は6:30頃から開放されるというのを前日のうちに聞いておきました。

鴛泊フェリーターミナル コインロッカー

国道108号線 沓形仙法志鴛泊線

身軽になったところでサイクリングスタートです。国道のそのまんま過ぎる名前が良い。利尻島一周は約60kmの基本は平坦続きな快走路で、沓形から姫沼までは全長24kmほどのサイクリングロードが併設されています。

どこを切り取っても海を見渡す道路でしかも人も車も居ない独り占めの世界です。

alu.jp

振り返ると先日夕焼けを見たペシ岬。

好きな景色過ぎて全然進めねえ!

利尻昆布がそこら中に干されている

「利尻島を知らなくても利尻昆布という言葉は知っている人が多い」利尻島あるあるですが、サイクリング中ずっと昆布の香りが漂っています。ふと視界の脇を見るとそこら中に昆布が干されているからです。

この日は快晴の予報で、今日登る人を心底羨んでいましたがこの通り、山頂の周囲にだけ雲が発生していました。結果的にはこんなに晴れているのに、なんとこの日は一度も山頂が姿を見せませんでした。昨日出会った、明日は景色が拝めそうで楽しみですと目を輝かしていた登山者達の顔を思い出します。きっと我々のように山頂で中指を立てているのでしょう。

石崎灯台

太平洋戦争中に軍が作らせたという石崎灯台は日本で5本の指に入る高さの灯台だと言います。現在も稼働しており、漁師たちの道標として欠かせない役割を果たしています。

それにしても本当にどこで止まっても景色が良過ぎぃ!

利尻猫。キャンプ場にも居てやたらと人馴れしています。

セイコーマート鬼脇店

僻地に強い何でも揃う最強コンビニセイコーマートはなんと利尻島内だけで3軒あります。

しかもこのようにちょうど等間隔な感じに配置しているので補給に困ることはありません。さらに飲み物だけなら自販機が点在しているのでそういった意味でも非常に走りやすいです。どこかの霞ヶ浦とかいうリアル3本ローラーは見習って欲しい。

白い恋人の丘

スタートの鴛泊から20kmほど走ると有名な景勝地が集まる島の南東部あたりに到達します。

有名なオタトマリ沼のすぐ近くに白い恋人の丘こと沼浦展望台があります。

白い恋人の丘は鴛泊から見てオタドマリ沼の手前にあり、行くには坂を登ってトータル1kmほど寄り道することになります。

前述したようにこの日は利尻山が全容を現すことがなかったのでこの通りですが、白い恋人のパッケージにはここから見た利尻山が描かれているそうです。またここでプロポーズをすると白い恋人のプロポーズ証明書がもらえるとか。いつか細君と来ることがあったらもう一度プロポーズしたいと思います。

海側は入江のようになっている浜と島の地形がダイレクトに感じられます。

海も空も青が強い。

オタトマリ沼

運が良ければ水面に映る逆さ利尻富士が見られるオタトマリ沼。姫沼と異なりこちらは道路沿いにあるので立ち寄るのに苦労しません。

セイコーマートのおにぎり2つのみで走ってきたので一服させてもらいます。ホタテを食べながらお店の人に話を聞くと

・オタトマリ沼側からは利尻富士全体が見えるのは月に7回くらいしかない。
・鴛泊や沓形側の方が見えやすい。
・利尻富士が見えても午後や夕方からということが多い。

という情報が。昨日の我々が散り、師匠に至っては2度目の敗北なのも納得。むしろ昨日午後に山全体がしばらく見えていたのが運が良かったようです。

島の南側はアップダウンが多い

基本平坦な利尻島一周ですが、島の南側、鬼脇を過ぎたあたりからアップダウンが増えてきます。

といっても斜度がきついところでも5,6%くらいで距離も短いので恐れることはありません。ブロンプトンならフロント44Tに交換してあれば押し歩きの出番はないでしょう。ちなみにこの地名は「のなか」と見せかけて「のっちゅう」です。北海道特に道北の地名はアイヌの言葉に漢字を当てはめていることが多いので一般的な読み方と異なる場合があります。ちなみに利尻島もアイヌ語で「高い島」を意味する「リイシリもしくはリ・シリ」の当て字です。

島にはちゃんと中学校や高校もありまして、ここは利尻中学校に統合されたという仙法志中学校です。

日本最北端の博物館 

島のほぼ南端を走っていてふと目に入ったのが利尻町立博物館です。

見た目の雰囲気的には地方によくある文献の展示ばかりでショボいやつかと思っていましたが(失礼)、時間の余裕があったので入ってみることにしました。入館料は200円です。

入っていきなり利尻の漁の再現模型や

島の生き物の剥製に

トドやアザラシといった海獣のど迫力の剥製の展示!!これだけでも既に超本格的ですが、昔の漁や島の暮らしに関する史料に利尻島の地質学的な成り立ち、島に住む昆虫や植物の展示など盛りだくさんで非常に見応えがありました。これ200円でいいの?科博と渡り合えっぞ??日本最北端の博物館という付加価値抜きにしても利尻島を訪ねたら絶対立ち寄った方が良いです。

沓形方面を目指す

うひょ、絶景!博物館を過ぎると沓形まで残り15kmほどですが、メジャーな立ち寄りスポットはあまりありません。

昆布の香り漂う沓形仙法志鴛泊線をのんびり漕ぎ進めます。

意外と波打ち際は汚いんだな…と思いきや

夥しい数の昆布が波打ち際に生えていました。どうりでどこもかしこも昆布くせえわけだぜ!!

極上の天然水 麗峰湧水

同じく道路沿いに不意に現れた湧水スポット。先日の利尻山登山でも甘露泉水という湧水がありましたが、ちょっと涼む程度にと飲んでみたら脳が弾けました。

alu.jp

ここの水は私が約30年ほど生きてきて飲んだ水の中で間違いなく一番美味しい水でした。ゑ、本当に水なのかこれと本当に口にするくらいわずかな甘みというか味わいを感じる水でした。ここもスルーせずぜひ飲んでくださいお願いします。

昆布の交通安全旗。昆布って。

いよいよ島の西側、リシイチも終盤です。

寝熊の岩

弁天島のように海岸から突き出したところに現れた寝熊の岩。ちょっと分かりづらい写真ですが向かって右側が頭側で、熊の右横から眺めている形です。思ったより熊に見えました。

人面岩

寝熊の岩のすぐ近くにある人面岩。これも思ったよりちゃんと人面、ねじり鉢巻をした横顔に見えました。刃牙に出てきそうな顔つき。

沓形に到着

いよいよ最後の街、沓形にやってきました。鴛泊発のフェリーが13:15でここに着いたのが10:30頃。鴛泊まで残すところは12kmほどなので時間は非常に余裕があります。あれだけ寄り道してしょっちゅう止まって写真を撮ってもスタートから4時間足らずなのでいかに走りやすい道かが分かります。

沓形岬公園

沓形ではマツコの知らない世界などで取り上げられた有名なラーメン屋「味楽」で昼食にしようと思っていたので、開店の11:30までのんびりすることにしました。

こちらは沓形岬のキャンプ場です。鴛泊と同じく沓形港まで徒歩圏内なのでプランによってはここを前泊地にしても良さそうです。ちなみに沓形からは礼文島行きのフェリーのみが運行しており、稚内とは結ばれていません。最終便は15:30なので、鴛泊からのフェリーに間に合わなければこちらから礼文島に渡る予定でした。

利尻ラーメン味楽 敗退

ここがかの有名な味楽です。今まで人がいない道路をひたすら走っていたこと、ここが離島であることばかりが頭の中にあったため、この日が日曜日であること、有名店であることが頭から抜け落ちており、開店ちょっと前に行けば良いだろうと思っていたのが甘ちゃんでした。

開店20分前ですでにこの有様。開店前に受付の名前を書くシステムになっており、名前はすでに2ページ目の半分程度に達していました。そのうち3名グループが複数と6名グループを見て撤退することを決意しました。2巡目では呼ばれそうでしたが、さすがに12時までには出ないとフェリーに間に合わなそうだったのと、離島に来てまで並ぶのは躊躇われたのがその理由です。

テレビや食べログの影響で本当は他にも魅力的なお店がたくさんあるはずなのにそれらに目もくれず観光客が一箇所に集中してしまいせっかくの旅先でゴミゴミと行列を成すこの世の理には抗わねばなりません。負け惜しみとかではないです決して。

利尻彩くるロード

味楽を敢えてスルーして先に進むとサイクリングロード「利尻彩くるロード」の起点を見つけました。しかし内陸に入っていくようで、このまま国道を進む方が海沿いを走れそうだったのでこのまま進みます。

礼文島の全体が見えてきました。

ある程度進んだところで向かって左手、つまり海の方向にサイクリングロードが入っていくのが見えたので進路を変更します。国道が最短距離を走るとすればこのサイクリングロードは海辺に寄り道するように伸びていきます。海側に伸びる全体の距離はそれほど長くありませんでしたが、他に例がない道でした。

まるで滑走路のようなサイクリングロード

見てくださいこの、まるで空港の滑走路のような海に向かってまっすぐ進むサイクリングロードを。ここは信じられないことに完全に自転車専用道です。

海が!礼文島が!と!に!か!く!近い!!!!!

うひょ〜 最高以外の言葉を見失った。最高嗚呼最高。

極楽浄土なサイクリングロードを走り終え、ペシ岬が見えてきてゴールの鴛泊に着いたことを示します。

磯やき亭で利尻海鮮ラーメン

観光客による有名店一極集中の風潮に抗うべく味楽をスルーした私はフェリーターミナルすぐ目の前の磯やき亭で昼食を摂ることにしました。え?ここも有名店だろって?うるせえ

利尻昆布やホタテをはじめ、利尻島の海鮮がこれでもかと詰まったラーメンを啜り、利尻島一周サイクリング「リシイチ」を無事完走しました。

走行ログ

利尻島一周サイクリングまとめ

・前泊が基本になる

・キャンプをするならゆ〜にがオススメ

・姫沼はめちゃくちゃ登った先にある

・ゆえに姫沼はサイクリングとは別日がオススメ

・ペシ岬は街すぐ近くなのでぜひ夕焼けを見るべし

・鴛泊を起点にすれば早朝からコインロッカーが使える

・等間隔にセイコーマートがあるので補給には困らない

・自販機は道中にちゃんとある

・島の南側はアップダウンが多いが基本は平坦の快走路

・とはいえ激坂はなく距離も短い

・日本最北端の利尻町立博物館は絶対に立ち寄る価値あり

・麗峰湧水はこの世で一番美味しい水

・寝熊の岩と人面岩は思ったよりちゃんと分かる

・利尻島には中学校も高校もある

・味楽に行きたければ早めに名前を書くべし

・利尻彩くるロードは他に類を見ない超絶景サイクリングロード

冒頭にも書きましたが自転車においてはしまなみ海道の感動を超えるところはないと思っていました。自分の中では憧れの付加価値も含めしまなみ海道が絶対王者でしたが、利尻島はほぼ同立1位です。ちょっと想像以上に良過ぎました。利尻島は非常に気に入ったので必ず再訪すると思います。意外と簡単に来られることを知りましたし、島の規模としても自転車で巡るのにちょうど良いです。今回は荷物の量的にロードバイクを諦めましたが、逆にロードバイクだと大げさかもしれません。ブロンプトンなど輪行が簡単である程度荷物も詰めるミニベロでゆっくり回るのがちょうど良いと思いました。

長文でしたがおしまいです。礼文島編が続きます。