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【桜のAACR2024】アルプスあづみのセンチュリーライド160kmに初めて参加してきたレポ

こんにちは、この記事を書き始めたその日にずっと目標にしていたベンチプレス100kgを達成した上社です。登山にも自転車にも要らないのに私は何を目指しているのか。

さて、今年は年齢的にも節目となる年なので色々と新しいことに挑戦しようと密かに企んでいて、その第一弾として私自身初めてとなる自転車イベントに参加してきました!その名も…

アルプスあづみのセンチュリーライド

アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)は長野県安曇野市にて開催される自転車のロングライド系イベントです。例年2回、4月の「桜のAACR」と5月の「緑のAACR」が開催され120kmコースと160kmコースが設定されています。2024年が16回目の開催だそうです。

このイベントはロードレースとは異なり、北アルプスに抱かれる雄大な景色を楽しみながら和気あいあいと走りましょうというイベントです。20~30kmごとに設けられたエイドステーションで地元の食材を使った補給食を楽しみながら、制限時間以内に各チェックポイントを通過し、規定時刻までに完走すればクリアとなります。そのため順位付けはもちろん、上位者の表彰というものもありません。

走行ログ


公式からダウンロードした走行ルートによるとコースは正確には154kmでした(私は松本駅からスタート地点まで自走したのでトータルは171kmでした)。それでいて獲得標高は約1500mなので、私が楽しく走れる上限の「100kmで1000mアップ」のペース。

私のようにレースはやらず、200km以上の本格的なロングライドを走る自信もなければ普段トレーニングをするわけでもないヒル嫌イマーな貧脚サイクリストでも安心して楽しめるのです。ありがとうAACR!

実際に参加してみて

自転車に限らず大会やイベントというのはどうしても参加するのにハードルを感じますが、心の底から参加して良かったと思っています。AACRは参加の敷居は低く、それでいてライドの充実感は最高の一言に尽きました。

同じ自転車乗り=自転車好きがたくさん居る環境下というのは妙な連帯感があって、なかなか言葉で言い表し難い、胸の内が熱くなるようなじんわり温まるような感覚でした。レースではないからか、お互いを敵視したりマウントを取り合うような殺伐とした空気が一切なかったのもすごく良かったです。

AACRへのエントリー

AACRは1~2月頃にネット上でエントリーが開始され、自分の希望する日程および出走時間を選択して申し込みます。6時出発の組から20分ごとに組が分かれていきます。各エイドの通過制限時間はどの組でも共通なので、少しでも余裕を持ちたい人は早めの組で申し込んだ方が良いです。私は3組目の6:40分発でエントリーしました。

参加費は13000円で、基本は前日受付で当日受付の場合には手数料1000円が加わります。定員に達したところでエントリーは締め切られるとのことですが、募集人数が多いためよほどギリギリにならなければ大丈夫だと思います。少なくともエントリー開始日、日付が変わる1分前からブラウザの更新ボタンを連打する必要はありません。ちなみに前日の様子を見るに、大半の人は前日受付にしていたと思います。

受付には車検証と参加ハガキが必要

AACRに参加するためには自転車の車検を受ける必要があります。車検証はAACRの1ヶ月前に公式サイトにアップロードされ、これを印刷して自転車店に持っていって点検してもらい、お店の印鑑を押してもらって受付にて提出します。

「自転車の車検」とはあまり馴染みがありませんが、要は安全に走れる状態なのかをプロの目でチェックしてもらうというもので、チェック項目も普通にメンテしている分には難なくクリアできる程度です。

私は自分で組んだtada車でのエントリーだったのでちょっとドキドキしていましたが、ベルの付け忘れ以外特に問題なくクリアできました。費用はお店にもよると思いますが、2000~3000円程度が一般的のようです。点検してもらえるかも含め、一応事前に電話で問い合わせておくことをおすすめします。

参加ハガキはAACRの3週間前くらいにエントリーの際に登録した住所に届きます。

AACR前日 松本入り

AACR前日の4月20日、14時半頃に輪行で松本駅に降り立ちました。松本駅のこの景色、もうテンション上がりまくりです。松本駅といえば自転車から山目的でしか来たことがないのでパブロフの犬的興奮。同じように輪行している人がたくさん居て、すでにイベントに参加するんだという実感が湧いてきました。

松本駅前のホテルにて、今回のパートナーのHT氏と合流します。彼は唯一の自転車仲間で今回は大阪からはるばる参戦です。昔から写真に写りたがりなヤツなので、万が一気に入った方がいたらフリー素材として好きにお使いください。

受付会場 梓水苑

受付会場は梓水苑(しすいえん)です。松本駅から上高地線こと158号線を西に進んで8kmほどに位置しています。

 

なんかもう疲れた…?

わかる

こちらで車検証と参加ハガキを私、参加賞とゼッケンを受け取ります。ヤツは参加ハガキを忘れたので端っこのにある、ハガキを忘れた人用のレーンで受付をしました。 

優勝した時の練習をするHT氏(※AACRはレースではないので順位も表彰もありません)。

Tyrell

会場には様々な企業ブースが出店していましたが、なんとTyrellのブースが来ていました!

Tyrellは香川うどん県讃岐市発祥のブランドで、以前ミニベロ専門店で色々試乗した際に最もロードバイクに近い走行感だったのがこのTyrellのバイクでした。CBNのなどかずさんの記事の影響もあり、私が今一番欲しいバイクです!当然試走させてもらいました。

Tyrellのプロダクトマネージャー、渋谷さん「ミニベロはあまり走らない、走りは妥協しなきゃならない、というイメージがあると思うんですけど、「ちゃんと走るミニベロ」というのが我々の一番大事にしているところなんです。中でも特に拘っているのは後輪が正確に前輪を前に押す、というところです。実は前輪と後輪はよほど高精度なフレームでないと完全に一直線上にならなくて、前輪が左右にわずかに振られることになりロスが生じるんですよね。Tyrellはそこの精度にとにかく拘っているので、ペダルを回すとダイレクトに前に進む、それこそロードバイクと遜色ない走りができる自転車です。まあ正直ものすごく手間がかかるので割が合わない部分もあったりしますが、走らない自転車は作りたくないので、自分たちでとことん拘って作れるというのが強みですね。」

うおおおお何だこれタノシー

ホントによく進む

(決めた、いつか買おう)

唯一の欠点はその価格。105で組んだ場合60万円くらいになりそうなので頑張って働くか…

MAVICカー

自転車雑誌やローディのSNSで見かけるMAVICカーです!

こちらのMAVICバイクは機材トラブル用のホイールを運搬する、前2輪の珍しいバイクです。このバイク自体もう販売されていないらしく、いろいろな意味で貴重な車両です。

MAVICブース

MAVICブースではチューブレスレディタイヤの試走をさせてもらいました。HT氏のバイクで旧Ksyrium+チューブレスレディタイヤを履かせて貰い、初めてのチューブレスレディ体験をしました。実は今、出番が少なくなったDOMANEをグラベル化しよう密かに計画していて、そちらでは試験的にチューブレスレディを導入してみようかな、なんて思っています。

ぜんぜん違うwwwwww

sugeeeeeee!!!!!

(そこまでか…?)コギダシー

あっ、走り出しが明らかに違う…!?

MAVICの方(MAVIC JAPAN公式チャンネルに出てくる人)いわく

M「チューブレスレディの何が良いか。パンクしづらいとか低圧運用できるとかありますけどそんなのは正直どうでもいいんです!いや、どうでもいいなんて言ったら怒られるけど、一番はそこじゃないんです。何か分かりますか?」

私「転がり抵抗が少ないことですか?」

M「そうです!でもなんでチューブがないと抵抗が少ないか…って具体的に分かりますか?」

私「わからんちんです」

M「タイヤは接地する度に変形を繰り返します。円形だったタイヤは地面と接すると接地面がフラットになるように変形する、つまり正面から見た時タイヤの接地面の両サイドが曲がるように変形します」

M「ゴムでも布でも、何かを曲げようとするときに厚いのと薄いの、どちらが曲げやすいですか?」

私「薄い方ですね」

M「そうですよね!それこそがチューブレスによって抵抗が少なくなる理由です!そしてこの抵抗の差は15%にも及ぶと言われているので、彼がさっき乗った瞬間に違う!って分かるのも不思議ではないんですよ」

私「15%はでかいっすね…実はエンデュランスロードのグラベル化を考えていて、太いタイヤを履けるホイールに買い替えてチューブレスレディを導入しようと思っていまして…」

M「ALLROADですね。あのホイールは最強です。キリッ」

M「ある雑誌のインプレライダーが、終わった瞬間にすぐ自分用に買っていました。実は自分も持っています。あれはグラベル的な使い方を考えているならいっちゃん良いです。」

私「か、買いましゅ…(実際、調べた結果ALLROADに行き着いていた)」

 

受付を済ませた後は松本に戻り、松本城を散策して銭湯「塩井乃湯」に入り明日に備えます。ちなみにこの銭湯、私は2回目の訪問です。番台が居て情緒あふれる「昔ながらの銭湯」でなかなか文化的にも貴重な銭湯です。松本近くを散策する際にはぜひ一度訪れてみてほしい。

受付で貰ったゼッケンをヘルメットとジャージの背中に装着します。いよいよ明日は出走です。

天気はいかに!?

さて、AACRに限らずアウトドアマンにとって最大の懸念事項は天候です。2週間前の予報では晴れ続きでしたが1週間を切ったところで雨マークが姿を現しやがりました。私の尊敬するブロガー、などかずさんも…

↑うちのHT君の行いが悪いばっかりにすみません!!!!!

 

しかし、AACRは主催者の方が「モッてる」のだそうで、1日中雨だったのは過去に1回だけとのこと。私とHT氏の組み合わせは1勝10敗くらいの雨ンズですが、他の誰かが持っていればいいんじゃい!

俺が持っていればいいんじゃい!

AACR当日

5時起床、5時45分出発で梓水苑に繰り出します。AACRのルートマップをgarminに取り込み、スタート地点までのナビをさせたら謎に遠回りして10km走らされました。

んん??ポンコツかな???

アップまでさせてくれて優秀なサイコンやな!

京都人みたいな言い回ししよって…

ちなみに利用しませんでしたが会場で手荷物を預けることができるようです。会場に入浴施設が併設されているので自走組はカバンごと持ってきて預けてしまうのが良さそうです。

いざ、出走

あの青いゲートをくぐったらいよいよAACRスタートです。大げさな言い方をしますがレースをしない私の人生においてこの景色を見る日が来るとは思いませんでした。

弱ペダで見たやつ!

緊張してきたー

最初はパレードランだから手を振りながら進むんだ

当日の空模様です。一瞬雨がパラつき、ところどころ厚い雲が見えますが出走時には北の方の空が明るくなってきました!主催者さんは…永遠に持ってる男なんじゃい!

まずは平坦スタートです。ゲートからは3人ずつ、案内に沿って出走します。コースは交通量が少ない道が多いですが、一般道でかつ閉鎖しているわけではないので1列で進みます。

最初は西に進み山に沿うようにして北上していきます。最初の穂高エイドまでは22kmです。

はい出た坂。出走後5kmほどの地点でいきなり9%ほどの坂です。冬の間ロードをサボっていた私からすると激坂です。普段はブレた写真は問答無用で消去しますが、視界が霞んでいる様子が表現されていました。

振り返ると辛めの坂はここと、白馬からの復路の計2箇所でいずれもそれほど長くありませんでしたので恐れおののく必要はありません。ありがとうAACR!

穂高エイド目前の眺望ポイントです。正面はおそらく常念岳です。

フリー素材①

穂高エイド(国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区)

1つ目の穂高エイドです。

エイドはアルプスあづみの公園内に設けられていました。

穂高エイドはやさいパン×2とポタージュでした。

芝生に座ってこんな景色を眺めながら、地元の食材を使ったエイドをいただきます。最高かよ。最高以外に表現しようがねえぞ!

160kmということで一本満足バーを大量に買い込みダブルボトル体制で臨みましたが、結果としては補給食なしのシングルボトルでも十分でした。天然水も補給できるしいい感じに補給が必要なタイミングでエイドが現れるのでよく考えられてると感心しました。

桃源郷のような下り坂を経て、次のエイドに向かいます。次のエイドはまたまた20kmほど先の大町エイドです。

穂高→大町エイドは比較的平坦で辛かった印象が全く残っていないくらいには楽ちんなセクションです。

大町エイド(国営アルプスあづみの公園大町・松川地区)

43m、約1/4地点の大町エイドです。

こんなにたくさんのロードバイクを見ることもそうそうないけど地面に寝ているのを見るのはもっとない。ここなら他人のバイクをまじまじ眺めても怒られないし、実店舗では見ない機材もたくさんあって目の保養になります。

紫大福と豆腐汁。普段自分では休憩時に温かいものを摂ることはありませんが、ちゃんと休まりますね。20kmという間隔で休むのも効果的なようで、1人で160km走った時よりはライド中の消耗が軽度で、ライド後の回復も早かったです。

一番きつかった大町-鹿島槍セクション

続いて23km先の鹿島槍エイドに向かうこのセクション。激坂はおろかダンシングしたくなるような坂すら特になかったはずなのに一番辛かったのがここでした。区間中ほぼずっっっっと1-4%くらいの斜度が続き、背中側に引っ張る向きに働くmgsinθと戦い続けなければいけない区間です。

一見ただの平坦なんですけどね。写真を見ると何が辛かったんだ?????と自分でも疑いたくなりますが微妙に登り続けるんすよ。いつもの感じで濃いでいるのに巡航速度がやたらと遅くてただの巡航の割には脚を使う…そんな感じです。ここは一見平地ながら300近く登るセクションなのであまり脚を使い過ぎないよう、速度よりケイデンス維持を意識した方が良さそうです。

しかしだいぶ山々に近づいてきていて

こんな眺望ポイントや

細い農道など道のバリエーションにも富んでいて退屈しないセクションでもありました。

鹿島槍エイド(鹿島槍スキー場綱島駐車場)

辛い区間を経て…一部界隈にとって特別な場所、木崎湖を過ぎ…そして最後に激坂(for me)を登った先に鹿島槍エイドがあります。結構押し歩きしている人がいるくらい、ちょっと心が折れそうな500mの坂です。

休憩するために登るとか正気か?

日本の悪魔おじさん

この坂の頂点には名物の悪魔おじさんです。悪魔おじさんは日本中の自転車イベントに現れライダー達に檄を飛ばす、名前と行動が一致していない良いおじさんです。ツール・ド・フランスの熱狂的なファンで全日程を応援されているスペインのフレームビルダーが本家だそうです。

フリー素材②

ここ鹿島槍エイドは復路でも通過することになるので、往路復路で補給食が分かれています。

これを食べるために来た!ねぎ味噌おにぎりです!ろんぐらいだぁす!のAACR編で最も印象的に描かれているエイドです!

こちらは野沢菜漬け。時間的にもガッツリ昼食にしたいところなのでご飯系はありがたい…

2個しか食べなかったことを後悔しています。おかわりして良かったみたいです。

鹿島槍エイドは11時までに通過しないとその先には進めずリタイアになります。スタートから66km地点、我々は3時間半ほどでの到着でした。

フリー素材③

 

鹿島槍エイドを過ぎるといよいよ白馬です。白馬といえばスキー場。長野の中でもかなり北にあり車でアクセスしてもクソ遠いイメージですがまさか自転車で来ることがあろうとは。

白馬という地名は一般ピープルにも有名なので、AACRとかよく知らない人でも「白馬まで自転車で行ったわ」と言うといろんなことが全て伝わります。翌日上司に話したら聞いたことのない声を出していました。

白馬岳やら五竜岳の稜線です。北アはたくさん登りましたがこの辺りは数回しか登っていないので山座同定に自信がないエリアです。しかし道が良い、良すぎる。そしてここまではかなり下りっぱなしです。

鹿島槍エイド以降くらいから復路組とすれ違うようになりました。Twitter現Xで見ていると結構意味不明なタイムで完走している人もいるので、ファンライドとはいえガチ勢は一定数紛れ込んでいるようです。

白馬 これぞAACRな景色

個人的ハイライトがここ、白馬の桜と北アルプスの稜線を望む景色でした。コースで言うとちょうど北端くらいで、ここから周回して白馬エイドに向かうところです。ちなみに信号が変わるのが狂ってるくらい早いので渋滞します。

いやーーーーー素晴らしい景色。本当に素晴らしい。

そんな素晴らしい景色にも容赦なく映り込んで来るヤツ。フリー素材④。

もはや幻想的ですらある景色。来年も参加することを決めました。景色は優雅ですが我々は10km余分に走っているので、ここで100kmを迎え、結構しんどくなってきました。

エイド…

エイドはまだか…

エイドォ

白馬エイド

息も絶え絶えに白馬エイドにやってきました。折り返し始めて最初のエイドなので気持ち的にも楽になってきました。そしてここはピザ窯で焼いたピザがもらえる最強of最強エイドです。

ピザくれ〜ピザくれ〜ピザ〜

フリー素材⑤

ピザ窯!!!!!

このピザ、生地がモッチモチでメッチャクチャに美味かったです。一切れとかじゃなくて円形で2枚くれ!!あ、私の写真力不足は心からお詫び申し上げます。

トイレ休憩の後には長蛇の列。ピザクレーピザーピザクレー

白馬エイドからは復路になりますが、ピストンルートではありません。人によりますが私は来た道をそのまま戻るのが好きでないので助かります。冒頭で述べた通り、ここから鹿島槍エイドに戻るまでの間に9%くらいの激坂(for me)があります。

脱線しますが、シッティングでのケイデンス維持クライムに限界を感じ仕方なくダンシングをしたら、体重を生かしたいわゆる「休むダンシング」なるものが初めて出来た気がしました。正しいのかは知りませんが、太ももで踏み込むのではなく体重でペダルを下に落とすイメージ。これが土壇場でハマってくれました。

最長セクションを経て、安曇野エイド(研成ホール)

鹿島槍エイド(復路)の写真を撮りそこねました。エイド食は信州と言えば、なおやきと甘い何かでした。すみません、二度目のエイド坂にやられて記憶がショートしました。

鹿島槍エイドから安曇野エイドまではAACRで最長となる33kmのセクションです。しかし基本的には道がわずかながら下り基調であること、山間部を過ぎ安曇野市街まで降りるとほぼ完全なフラットコースなので、乳酸を溜めに溜めた貧脚でも楽しく走れます。ほんと、よく考えられてる。

フリー素材⑥

最終エイド食は赤飯まんじゅう、わさび入りチーズ、りんごジュース(シャーベット状)でした。このわさび入りチーズは絶品でした。わさびの味が本格的で、チーズと相まって特に純米酒が欲しくなる味です。

ゴールイン

安曇野エイドから梓水苑は田んぼや農道を抜けていく若干の上りを含む20kmでした。周回ルートゆえ行きに見た景色だ!となるまでに時間がかかりますが、時刻15時ジャスト、出走から経過時間8時間20分で無事完走しました!

完走すると記念のお菓子がもらえます。フリー素材⑦



完走した記念に、表彰場のようなこちらで写真を撮ってもらいました。いやー、ギリギリ雨も降らずに完走できて最高以外の言葉がありませんでした。

 

さて帰るか、そんな時、写真撮影の列から「いつもブログ見てます」の声が。

振り返るとこのブログを読んでくださっているという、関西から参戦のチネリに乗った爽やかなお兄さんがそこにおりました(https://www.instagram.com/kyoshi_msfy/)。

 

この方も同じくクロモリフレームにSRAM etapという組み合わせ、いかついカーボンバイクばっかで寂しいですねーなんて話をしました。そしてまさかのペンタキシアンでした。

せっかくなので記念撮影(掲載は御本人より許可を得ています)。

つむりさんのもしつむ案件をはじめ他の有名ブログではよく見ますが、まさか自分のような弱小貧脚ブログでもこんなことが起こるなんて信じられない思いです。ありがてぇ…。

すげえ、有名ブロガーみたいw

正直いつかこんなことあるのかなと妄想したりはした

最初は誰も読んでなかったのに…成長したな…

これが女の子だったら妄想通りだった

調子に乗るなよ

瑞祥 山賊焼き定食

締めくくりはもう何度も紹介しているスーパー銭湯の瑞祥松本館です。梓水苑からの帰り道にあり、松本駅までも自転車なら10分くらいの好立地。

厨十兵衛、そして瑞祥の山賊焼き定食が私にとって松本を象徴するモノ。今日は約6000kcal消費したらしいので定食4回くらい食えます。

まとめと感想

自転車乗りでなんとなくイベント系は敷居高く感じて1人で走ることしかしないそこのあなた。4月21日までの自分。確実に損をしている!最低限の走力はもちろん必要ですが、自転車始めたてでもなければ時間設定は全然シビアではないので、思い切って参加してみたら良いと思います。私は2人組で参加しましたが1人参加の方も全然普通にたくさん居らして、特に孤独感で辛いようなことも無いと思います。

同じ趣味を持つ見ず知らずの人達と同じ道を走るというのは想像以上に一体感があって幸せな気分です。山頂で年齢も性別も関係なく皆で御来光を待つ時のような、名状しがたい感覚があります。

これを皮切りに今年からは積極的にイベントに参加していこうと思いました。次は7月の木曽おんたけグランフォンドに出てみようと思います。

AACRはいいぞ!AACR is awesome!