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【WANDRD PRVKE31 V3】普段使いから旅行も全部行けるイカしたカメラバッグを買った話

高いけどすげーイカしたデザインのカメラバッグを買いました。「上がり」のカメラバッグになるんじゃないかと大いに期待できる満足度なので今後誘惑された時に初診を思い返せるように記事にしておく次第です。

WANDRD、良い

早いものでNikon Zfを購入して1年が経ちました。フレキシブルピクチャーコントロールのおかげでほぼ撮って出しで満足しているので、旅行も普段出かける際も基本Zfを持ち歩くくらいには気に入っています。

www.mount-road.com

そんなZfを持ち歩くためのスリングバッグを探していた時に店頭で目に止まって妙に印象に残ったのがWANDRDのROUGE SLINGというバッグでした。このバッグも1年ほど愛用してきましたが不満がまったくないほど使いやすく、さらにデザインも野暮ったさがなくてスタイリッシュなWANDRDというメーカー自体が私の中で急上昇しました。

PRVKE31を買った言い訳確固たる理由

このバッグを購入したのは荷物が多い/増える外出やカメラを携行する旅行をリュック一つで出来るようにしたかったからでした。また子供が生まれるにあたって、子どものシャッターチャンスを逃さない妥協のないカメラ機材に加えて子どものおむつや服などを持ち歩けるリュックが必要だよね、という言い訳事情がありました。

名作カメラバッグEndurance Ext

これまで長年Endurance Extというバッグを使ってきました。現役のカメラマンであるstudio9の中原一雄氏が自ら設計しただけあって非常に使い勝手が良い上、ロールトップのバッグは容量的に無理が効くので非常に重宝してきました。

photo-studio9.com

このEndurance Extも何の不満もないくらい圧倒的コスパの高機能カメラバッグなのですが、日帰りの外出時は良いとして、旅行の荷物をこれ一つで行くには心もとないのがネックでした。1泊ならギリギリいけなくもありませんが余白がほぼなくなるので「不格好でもとりあえずリュック一つにまとめてしまう」という荒業が効かなくなります。

かといって普通のリュック1つではカメラの携行・アクセスに支障があるし、リュック+ROUGE SLINGの組み合わせは車での旅行なら良いのですが電車やバスの移動時は使い勝手が悪いです。

WANDRDが良かったのだ

この流れだと容量の大きいEnduranceを買い足せば良いのではという話になりますね。PRVKE31の半額くらいな上に細かな使い勝手ではおそらく上を行くでしょう。コスパで言えば間違いなくそうでしょう。しかし、前述の通りこのWANDRDというメーカー、店頭で偶然見つけて気に入ったという「自分で開拓した感」もあって首ったけになってしまったのです。さすれば次のカメラリュックはWANDRDにしてみようと思うのは自明というもの。

PRVKE31レビュー

そんな経緯でレビューブログを見漁って店頭に2回通って1ヶ月ほど検討を重ねて購入したPRVKE31です。ちなみに珍しく1ヶ月も熟考したのはちょっと金額が高かったからです。一つ前のバージョンのV3ですが新品ながらV4の半額くらいで買えてラッキーでした。

ターポリン素材で止水ジップが採用されたロールトップ式のリュックです。どうでしょうか、言われなければカメラバッグとは思わないくらいには普通のリュックじゃないでしょうか。カメラバッグというと実用性重視で野暮ったいものが多いので「いかにも感」がないというのは非常に重要であります。

このPRVKEは基本はロールトップ部とカメラ気室部の2気室構造で、背面はスーツケースのようにガバっと開くようになっています。加えて小物を入れられる収納もカバーされているので財布、イヤホン、鍵、モバイルバッテリーなどはすぐアクセスできるよう収納可能です。また15インチも余裕で飲み込むPCスリーブも付いています。スーツケースに通して固定するベルトも付いています。またトップの持ち手はマグネットで固定されるようになっているのでバタつかないのもポイント。

メイン収納

これは先日のしまなみ海道ショートトリップの時の写真です。2泊3日分の着替えとカメラ機材と釣り道具とおみやげが入っています。フロントのベルトは上着などを括り付けるのに使えますが、ベルトはバッグの底に付けることも可能です。

サイドポケットはジッパーを解放するとマチが現れる構造で、使わない時はフラットになるのでたいへん見た目がよろしいです。1L サイズのペットボトルくらいまではいけます。

フロントのポケットはマチのない薄いスペースですが収納力は高いです。内部の仕切りなどはなく小物をたくさん入れると全て下に落ちてしまいます。雑誌や地図などを入れるのに良い空間です。

こちらはメイン収納となるロールトップ部分です。

中身は2泊分の着替え(青)、ゴリラポッド、落とし込み釣りの仕掛け一式(緑)、あとはお土産のレモンケーキともみじ饅頭です。ここに四合瓶が2本くらいは追加で入れられると思います。

続いて背面です。

このように3辺を解放してガバっと開きます。同メーカーのカメラキューブを組み込むとカメラバッグとして機能します。逆に言うとカメラキューブを外すと二気室の普通のリュックになります。

www.ginichi.com

今回はお風呂セットなど撮影機材でないものも入れていますが、全てカメラ機材で埋めるとZf+Nikkor Z 24-70mmf2.8Ⅱ、40mm単焦点サイズのレンズが4,5本は入ります。

そしてガバっと開いたフタの部分には15インチまでのPCスリーブとタブレット用のスリーブ、さらに小物収納用のポケットが複数付いています。私はレンズフィルターやマイクロファイバークロス、SDカードなどを入れています。

小物収納

ロールトップ部の背面側にある、小物収納の中では一番広いスペースです。ここは財布、10000mhAのモバイルバッテリーを入れるとちょうどいいくらいです。それでも手が入るくらいには余裕があります。

背面右側の収納。こちらはAirPods Proがちょうど収まるくらい。

スーツケース用ベルトの裏にある隠しポケット。ここはパスポートを入れる想定のようですが、非常用の現金など入れておくと良さそう。

最後はバッグ底面の収納。ここは自分でも忘れていましたが折りたたみ傘を入れるのにちょうど良いスペース。

サイドアクセス

カメラバッグをカメラバッグたらしめるサイドアクセスです。カメラバッグとして一般的な左側に付いているので右手でカメラを取り出す想定です。海外の掲示板でももう一回り小さいPRVKE21と31どちらが良いかとよく議論されていますが、PRVKE21になるとここが小さくなるのでフルサイズだと出し入れができなくなり得ます。PRVKE31ならZfではまったく問題ありません。

サイドアクセスのフラップにも収納が隠されています。レンズペンやSDカードが小分けに入れられます。

使用感について

大容量は正義

30Lクラスとなればザックであれば小屋泊の登山から装備によってはテント泊も可能な容量です。PRVKE31を導入したことにより2泊3日程度の旅行であれば旅先で増える荷物も含めリュック一つで余裕で携行できるようになりました。さらにバッグ内に収まらなくてもフロントのベルトにより上着など定形的でない荷物であっても括り付けられるため先に述べた「不格好でもとりあえず荷物を一つにまとめる」という荒業がほぼどんな状況・荷物でも可能となりました。

小物へのアクセスは必要十分

大容量になるほど頻繁に出し入れをする小物類の収納はストレスフルになりがちですが、小物の収納スペースは必要十分と考えます。私の場合は財布、モバイルバッテリー、イヤホン、Kindleがすぐに出し入れ出来ることが必須条件ですがほぼジャストで満たしています。困っちゃいないもののもう少し余白があっても良いなと思うのでほぼジャスト。Kindleやタブレットは背面のスリーブに入れていますが、普段はジッパーを上部にまとめてトップの1辺のみ開閉することで一般的なビジネスリュックのPCスリーブライクに使えます。

普段は上部のみ開閉してPCやタブレットの出し入れを

背負い心地は非常に良い

ショルダーパッドが肉厚で背面パッドのクッション性も良いので背負心地は登山ザック並みに良いです。

肉厚なショルダーパッドと背面パッド

私は外していますがオプションでチェストストラップとウエストストラップがあるのでさらにフィット感を高めることが可能です。山ヤとして見ても日帰り登山でも十分使えるくらいの背負い心地です。旅行の時はNikon Zf+24-70mf2.8Ⅱと40mm単焦点レンズ、時によってもう一本レンズを持っていき、PCないしiPad Airも携行するのでトータルで10kg近くなりますが、旅行程度の行動量なら大して疲れません。このリュックを作った人は背負い心地にかなりこだわっていると思います。

最新のV4との比較

現行の最新バージョンであるV4ではメイン収納のロールトップ部にアクセスできるジッパーが追加されています。ブラックだとモノカラーでほぼ変わりませんが、V3まではカラーによらずロールトップ部、ショルダーベルトがブラックでツートーンになっていたのが同じ色に変更されました。また背面パッドのパターンも変更されています。

jp.pronews.com

個人的な好みではV3までのツートーンがむしろ好きですが、使い勝手の面ではV4で追加されたメイン収納へのクイックアクセスは非常に羨ましいところ。V4のカラーデザインが好みに合うのであればよほど割安でもない限り敢えてV3である必要はないと思います。

ということで「上がりの一品」となるイカしたカメラバッグの紹介でした!

ブロンプトン旅バッグとして

私は普通の旅行用途以外でブロンプトンに積載するバッグとしても使っているので、ここから先はそのニッチな使用方法のレビューです。カメラバッグのレビュー記事としては前段までで終了です。読了ありがとうございました。

基本自転車旅ではカメラ1つたすき掛けスタイルなのでカメラバッグは使いませんが、私のほとんどのブロンプトン旅は走ることに重きを置いておらず、普通の旅行を徒歩でなく自転車で移動するというイメージです。つまり目的地に着いたら徒歩で観光することが多いのでカメラバッグを使いたい。

フロントラック+ROK strapsで固定

しかしさすがに走る距離は50km未満くらいだとしても、カメラ機材が入ったリュックを背負ったまま走り続けるのはしんどいのでこのように荷締めベルトを使ってブロンプトンに背負わせています。

ブロンプトンのフロントキャリアに取り付けたNITTOのラックに荷締めベルトで固定しています。

bjec.jp

私が使っているのは上記のL字ラックですが現在は廃盤になっているので、現在手に入りやすいのは下記のモデルでしょうか。

lb-daikanyama.jp

あるいはブロンプトン用のバッグのフレームを利用しても良いと思います。

あまり需要はない気がしますが一応荷締めベルトの紹介です。このROK strapsはオートバイ乗りの間で定評のある商品で、片方が伸縮ゴムになっているので多少荷物が揺れてもすぐには緩まず固定力が高いです。6年ほど車用の荷物の固定ベルトとして使っていますが全く傷む様子がありません。長さはこの310〜1060mmがベスト。


ロールトップをあまり伸ばさない場合は縦に固定します。スーツケースに固定する容量でラックに差し込んでいます。

旅行はカメラバッグがあるとQOLアップ

志摩パールロードにて

先日の伊勢旅はヒルクライムを含む50kmのライドでしたが荷物の固定は問題なし。走行中はカメラをたすき掛けしますが、それ以外の時はカメラバッグがあるとだいぶ旅行のQOLが上がりますね。サイドアクセスがあればフルサイズ+大型レンズでも出し入れが容易で、交換レンズにレンズフィルターやレンズペンなど通常の自転車旅では妥協せざるを得ないアクセサリも特にストレスなく携行可能です。

ロールトップによりお土産も我慢せず買えるし、輪行時に自転車以外の荷物を一つにまとめられるのは大きなメリットです。積載量の制限がシビアな自転車旅において、いざという時に容量的な無理が効くバッグを使えるのはたいへんに便利です。

このバッグに限らずお気に入りのバッグをブロンプトン用にしてしまうテクニック、お試しあれ。