山と自転車

登山や自転車に関することを綴っています

ローディは走るコースに困ったらラーメンを目指せ

明確な目的地があれば50kmでも100kmでも苦にならないのに、松本から乗鞍まで自走で往復して2300mアップしても楽しいのに「ロードバイクに乗ること自体を目的に」すると途端にモチベーションが下がる不思議。例えば私は「今日は50kmを2時間以内に走ろう」とか「Ave.30km/hを目指して多摩サイを走ろう」とか、ロードバイクに乗ることしか目的がない場合はローディを名乗っていいのかと思うくらい腰が重くなるしライド中も最速で帰りてえの心境になります。

私だけじゃないはず。きっと。

50kmくらい乗って運動したいけどちょうど良いコースがないんだよな、とか近場のスポットは走り尽くした、とか程良い目的地もなくてコース引きが無理、とか。

そんな時はラーメンを目指せ。というライフハックです。

 

いわゆるラーメンを食べる罪悪感はロードバイクで帳消しにできるのでラーメンと自転車の相性はピカイチ。ラーメンの中でも私は家系ラーメン至上主義者で、さらに細かく言えば今やチェーン展開が著しい町田商店がまだ本店しかなかった頃から町田商店を愛しています。塩食ってんじゃねえのと思うあの塩分、スープというか分離した油。麺を平らげたスープを米と刻みタマネギで埋め立てて飲むように食べるのがまちしょー流。

こんな食事はアラサーとしては色々と憚られるところですが、ロードバイクに乗れば解決。過剰な塩分は汗で析出するし、20分以上の有酸素運動では脂質がメインのエネルギー源になるのでプラマイゼロ。

 

個人的に困るのが定時で上がれた平日夜とか昼過ぎから暇になる休日。2,3時間くらい走れそうだけどコースどうしよう問題。楽しく走れるお決まりのコースがないし、かと言って目的地としてふさわしい楽しい場所をチョイスすると時間的にオーバー、とか考えているうちに時間がどんどん無くなっていく、みたいな時。アマプラで何を見るか探しているうちに2話分くらいの時間が過ぎちゃうのに似ているアレです。

そんな時は食事という必須イベントを目的にすげ替えてしまえば良いのです

ある日、時間があって乗りたいけどコースも目的地も考えるのが面倒くさかった夜の思い立った「そうだ、ラーメン二郎に行こう」片道15キロなので往復で30km以上は稼げるので平日ライドとしては十分。コース自体は別に面白くはありませんが、明確な目的&ご褒美があるのでペダルが軽いこと軽いこと。

プチ二郎(麺200g)、ヤサイ、アブラ、カラメ。

サイクルジャージで来ているのは私ただ一人。周りを見渡しながら摂ったカロリーをそのまま蓄えるしかない君たちとは違うのだよと優越感を覚えながら、私って食べても太らないんですよね〜って言ってくる奴の気持ちが分かってしまいました。

コースという点では自宅から15kmも走ればあの尾根幹があるので恵まれている方だけど、尾根幹を走ることを目的にすると無理なんだよなぁ。

走ること自体を目的にできない非ストイックローディへのラーメンライドのススメでした。