山と自転車

登山や自転車をはじめとした多趣味ブログ

BROOKS B17 SPECIALにオルトリーブのサドルバッグを装着する方法

BROOKSの革サドルにオルトリーブのサドルバッグのアタッチメントを取り付ける方法の備忘録兼紹介です。BROOKSサドルレールはレーシングサドルよりも幅広なので、大定番のオルトリーブのサドルバッグのアタッチメントが付けられない。そんな悩みを抱えている方は参考になるかと思います。

 

私がロングライドや自転車旅で愛用しているのはオルトリーブのサドルバッグ2、4.1Lです。完全防水かつ走行性能に影響しない範囲で大容量、ということでブルベライダーたちにも愛される定番品であります。

私はアタッチメント式でワンタッチで取り外せるところが非常に気に入っていて、所有する自転車全てにアタッチメントを付けています。先日ブロンプトンのサドルを定番の革サドルのBROOKS B17 SPECIALに交換したのでアタッチメントを移植しようとしたところ、サドルのレール幅が広すぎて取り付けできないという事件が起こりました。

レールが後ろに向かうにつれ大きく外側に膨らむため、一般的なレールより幅広になり取付不可…。もっと先端の方なら装着できるのですが、そうするとシートポストとの距離が近くなり、肝心のサドルバッグが奥まで押し込めずマウントできなくなります。

BROOKS B17は定番品の割にオルトリーブのアタッチメントを付ける人がいないのか、調べても調べても出てきません。諦めかけていた頃、違うサドルですが同じ状況をDIYで解決したというブログ記事を発見し、そのナイスアイデアを真似させていただいくことにしました。

haretahi.com

写真などはこちらの方のブログの方が分かりやすいです。

早速記事にある写真を参考に、カインズホームで似たようなものを揃えます。T字の金具はフラットなものと直角に曲がっているものがあり、大きさも横幅50mm、75mm、90mm等々。

採寸していなかったので複数購入しましたが、結果としては写真真ん中の75mm幅のT字金具がちょうどよかったです。これは直角に曲がっているタイプで、写真は既に曲げた後。Tの横棒の部分と左のアルミプレートでサドルレールを挟み込み、Tの縦棒の部分にアタッチメントを装着する作戦です。

ネジはT字金具の穴に合わせてM4にしましたが、アルミプレートは一番小さい穴でM6でした。すると通常のM4のボルトでは固定できないため、片方が円盤になっているM4ボルトを追加購入しました。あと写真にはありませんが、滑り止めで厚み1mmくらいのゴムシートを買っています。

そしてこちらが完成形です。元記事ではアタッチメントの相方の方の部品を使わずアルミプレートで固定していましたが、私は純正アタッチメントの部品を用いてゴムシートを挟んで固定しました。

最悪走行中にアタッチメントごと外れるリスクを考慮し、脱落防止でT字金具の先端を少し曲げてストッパーにしました。

そしてレールに固定。先程のアルミプレートは横幅が長かったので、T字金具に合わせてカット。木工用の丸のこで切ったらアルミの破片が飛び散って死ぬかと思いました。元のアタッチメントのようにレールに合わせた凹みは当然付いていないので、レールにもゴムシートを巻きつけた上で固定しました。金属同士をいいことにめちゃくちゃトルクかけて滑らないようにしました。

そしてサドルバッグを取り付け、前後の微調整をして完成!

激しく似合ってない感じがしますが実用性重視。どこかの誰かの参考になれば幸いです。