山と自転車

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【2023年春 ロードバイク輪行旅③】ロードバイクでビワイチ day1 大津スタート反時計回り 大津〜長浜2023.3

4泊6日ロードバイク旅 後半戦はビワイチ

サンライズ瀬戸に乗って香川うどんライドからしまなみ&ゆめしま海道ツーリングを経て、旅の後半戦は琵琶湖一周ビワイチです。

パートナーは高校時代からの友人、HT氏。彼とは高校時代にアキバまで一緒にロードバイクでフィギュアを買いに行ったりロングライドをしたりしていてアワイチやしまなみ海道、乗鞍などを供にしてきている数少ない自転車仲間。今回はお互い西日本からの集合になるので新幹線で京都駅に集合し、ビワイチは大津スタートに決定しました。

ビワイチは北湖と南湖全てを回ると200kmを超えるロングライドでありながら、道はほぼ平坦続きという快走路です。

今回は初日を大津〜長浜、2日目を長浜〜大津と2日に分けて一周し、2日目はそのまま京都へ移動し、3日目に京都観光ライドをして旅を終える計画にしました。

www.mount-road.com

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↑前半戦の様子はこちら

北湖と南湖、全て走るフルビワイチ

プランとしては二通り、北湖のみを回るか南湖も含めて全て回るかを考えていましたが、せっかくなので南湖も含めたフルビワイチをすることにしました。

琵琶湖は北部が起伏に富んだ山岳エリアであるものの「ヒルクライム」というほどの辛い区間はなく、フルビワイチでも獲得標高は600m程度でかなり平坦なコースなのでどのように計画を立てても問題はありません。

 

注意点としては全体的に思ったより飲食店が少ないことです。

後述しますが大津から南湖を周り、北湖との境の琵琶湖大橋を過ぎて「道の駅草津」を超えてから45kmはコンビニも飲食店もありませんでした。

対して西側はサイクリストフレンドリーな飲食店やカフェが散見され、急速も補給も困ることはありませんでしたが、南下するにつれて湖畔を離れ道幅の狭い普通の道路上を走ることになります。

湖畔を間近に眺められるよう反時計回り、初日は宿の関係で距離的には控えめですが長浜までの84kmを走りました。

スタート地点 JR大津駅

京都駅から琵琶湖線に乗って数駅、大津駅に降り立ちます。ビワイチのスタート地点はアクセス方法によって様々に設定できますが、西日本からであれば今回の大津駅や堅田駅が、東日本からであれば新幹線が停まる米原駅がよく選ばれます。

バイクを組み立てパッキングを済ませます。HT氏は何かを背負わないと走れない宗派なのでアワイチには通勤用のビジネスリュックで参上したりしますが、今回はドイターのサイクル用リュックを導入していました。背面パネルが窪んでいて背中との間に空間が確保され、蒸れが少なくなるという登山ザックにも採用されているドイターお得意のシステムです。

大津駅からは正面に海が見えます。そう、海が。

どうみても海 ビワイチスタート

海に出たぞ

いやwみずう…海だわ。

スタート前から所詮は湖…なんて考えを改めることになりました。どう見ても海です水平線です本当にありがとうございました。

やや雲が多いものの次第に晴れる予報で、HT氏との自転車旅としては初めて3日間雨に降られず走ることができました。

ブルーライン

早速青いラインに沿ってビワイチスタート。まずは南湖を回るべく南下していきます。

ビワイチは主に道路上に限定された上級コースと遊歩道も含まれる低速コースに分かれています。なるべく湖畔を走るべく基本的には低速コースを走ることにしました。

低速コース。足跡のようにコースの誘導が続いているのが可愛い。

どう見ても海浜公園です!

大津から南下すると、北湖と南湖を境する琵琶湖大橋の下をくぐり抜けることになります。

南湖の湖畔。ようやく対岸が見えてきました。

南湖 瀬田の唐橋、ビワイチ発祥の地

昔から写真に写りたがりなHT氏は、高校時代の部活ジャージを今だに運動着として使い続けているSDGsな奇人です。

ちなみにこの瀬田の唐橋は「急がば回れ」の語源となった場所だとか。

www.gaido.jp

南湖を経てようやく琵琶湖の東岸エリアへ。想像を遥かに超えるスケール感で、湖という概念を一度捨てる必要があります。地図を見ていても全然進んでいません。

琵琶湖大橋を振り返ります。

さざなみ街道

琵琶湖大橋を過ぎると横並びで走っても対向車とすれ違えるくらいの幅広の歩道/自転車道になっています。

さざなみ海道www

海って認めてるやんwww

※さざなみ街道です

左手の湖畔には都内のコンビニくらいの頻度でキャンプ場やバーベキュー場が出現します。これは西岸でも同じだったので琵琶湖全体でいくつあるのかヒジョーに気になります。

視界の片隅ではパラグライダー体験。

意図せず桜のベストシーズンで、桜並木の中を通り抜けるシーンがいくつもありました。

北湖のほぼ南端の湖畔にサイクリストの聖地モニュメント。

ご丁寧に撮影台まで用意されていたので記念撮影。まだ昼前ですがだいぶ青空が見えてきました。

BIWAKOモニュメント

そしてBIWAKOモニュメント。

どう考えてもダサいのにおしゃれに見えて草

いや、だせえよww

「かねふくめんたいパークびわ湖」

冒頭で述べたように、琵琶湖大橋手前の道の駅草津を過ぎるとしばらく湖畔沿いには飲食店がなくなるのですが思い返すとここが最後のチャンスでした。

なwぜwめんたいw

海みたいなもんだから鱈くらいいるだろ

低速レーンを進み続けると現れる藤ケ崎龍神社。

浜辺…湖畔で1枚。つい昨日しまなみ海道で同じ写真を撮ったような気がするぞ。これを見て海ではないと言える人が果たしているのか。それくらい何度も我々の湖という常識を覆す琵琶湖。それにしてもヘルメットで自転車を自立させるのがだいぶ慣れてきました。

快走路ではあるものの本当に何もない区間が続きます。しまなみ海道のように全線に渡って観光地化され飲食店が豊富だとばかり思っていましたが、全体を通して100km以上はこんな雰囲気だった気がします。

久々のコンビニ ローソン彦根新海町店

そして45kmぶりに現れたコンビニ、ローソン彦根新海町店。さすがにコンビニで昼食は味気ないですが、かといって飲食店の気配がないのでついにここで近隣の飲食店を調べることにしました。

google mapによればここから15kmほど湖畔に沿って進むと2軒ほど、15時頃までは営業していそうな飲食店があるようなので我慢することにします。

ん?道間違えた?

ビワイチでもなんでもねえw

日本の原風景…

北海道と言われても納得な程度には果てが見えない一本道がちらほら。

ようやく見つけた飲食店 魚増

スタートから60kmほど走り、ついに暖簾のかかった飲食店「魚増」を見つけました。

法事に使われそうな空間で、畳がリラックスできたのがありがたかったです。他に客はいません。まあそうだろうな。

窓からは絶景オーシャンビューもといレイクビュー。

どんな店かも知らずに入りましたがこちらは鰻屋のようで、ランチセット2000円を注文しました。ミニうな重と料理4点、ソフトドリンクとデザートのアイス付きでまずまずのボリューム。HT氏は普通のうな重を注文していました。

この味噌汁、味噌入れ忘れてる

たしかに透明だけど…そんなことあるか?

文句つけたるわ

※肝吸いを知らず恥をかいただけでした。

やはり食事と足を止めることは非常に大事で、淡々と走るリアルローラー台と化しつつあった琵琶湖ライドで、ようやく観光でもしようかという気持ちが湧いてきました。

桜咲く彦根城

というわけで湖畔から市街地へ移動し、彦根城へ。

一昔前に人気を博したひこにゃんです。

ひこにゃんと撮ってくれ!

任せろ

まさかのパネルだったwww

写真だとギリ着ぐるみに見えなくもありませんが、実際は画質の荒い等身大パネルです。

入城料は800円、長蛇の列をものともしなければ天守に立ち入ることもできるようです。

庭には満開の桜が咲き誇っていて、外国人の思うニッポンがここにありました。

サイクリストフレンドリーなビジホ ルートイン長浜インター

そして初日ゴールは「ホテルルートイン長浜インター」

どこに泊まるかは結構考えましたが、価格と立地とサイクリスト的に欲しい設備が揃った施設が以外と少なく、価格と大浴場、朝食バイキングが決め手となってルートインをチョイスしました。当然コインランドリーも複数台備えています。

湖畔からは自転車で20分ほど内陸に入るので少し遠く感じられる上、琵琶湖から離れているゆえにビワイチサイクリストが来ないエリアで自転車乗りが煙たがられるんじゃないかなんて心配していましたが、全くの杞憂だったどころか神対応でした。

 

まずチェックイン時に自転車の室内持ち込みを打診するとすぐOKをくれた上、自転車を拭くタオルまで貸していただけました。

ツインルームは自転車2台を置いても広々。2食付きで7500円/人という平日とはいえ安すぎる良チョイスでした。

初日は84kmで終了です。day2に続きます。

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