鎌倉アルプスハイキング
山梨から湘南に移住して半年が過ぎ、観光名所な江ノ島も鎌倉も近いと逆に行かないな、なんて思っていたところ、Twitterで鎌倉アルプスなる興味深い名前を知りました。
天園ハイキングコース
今回歩いた天園ハイキングコースは北鎌倉建長寺をスタートとして、鎌倉の山々を縦走しながら富士山や相模湾を眺めることができるハイキングコースで、所要時間は2時間ほど。
鎌倉は武家の象徴である八幡宮があり、三方を山に囲まれ天然の要塞とも称され、幕府が置かれた歴史的に重要な土地。歴史のロマンを感じられるハイキングでした。
北鎌倉駅から建長寺へ
北鎌倉駅で下車し、スタート地点の建長寺へ向かいます。
鎌倉といえば三丁目の夕日でおなじみ西岸良平先生の鎌倉ものがたり。人と魔物が共存する町鎌倉を舞台にした名作。実写映画はファンタジー要素が強かったですが、原作はもう少し日常モノです。
北鎌倉駅から20分ほど歩くと建長寺が見えてきます。
立派なお寺です。天園コースは建長寺の裏山に入っていく道です。
序盤は階段が連続しています。
虫塚
スタート間もなく、石で造られた虫たちがいる虫塚。近代化で命を奪われた昆虫の供養のために造られた慰霊碑だそう。
建長寺から最初に目指すのは半僧坊。さらに階段が続いて、高度を上げていきます。
半僧坊
天狗が見えてくるあたりで視界が開けてきます。
富士見台
富士見台。上の写真では空が白飛びしてしまっていますが…
この日は天気が良かったので、その名の通り富士山を眺めることができました。
さらに南に目を向ければ相模湾。海がすぐそこなのがよく分かります。
ハイキングコースというだけあって道は整地されており、老夫婦や小さい子連れの姿も目立ちました。逆に私のようなソロはほぼおらず…。
標高が低いのであまり期待していませんでしたが、なかなか見ごたえのある景色です。
振り返ると写真右下の方にはスタート地点の建長寺が見えています。こうして見ると結構登ってきたんだなという感じがします。
さらに方角を変えるとビル群
みなとみらい地区の象徴、ランドマークタワーがはっきり見えます。なんとなく「君の名は。」にありそうな景色。
終盤はいよいよ山道。
トトロにでも会えそうな、木のトンネルが続きます。
大昔の人がこの道を歩いたのかもしれないと思うとロマンがあります!
しかし、ロマンはあれど眺望はなし。眺望をクライマックスに持ってくるのであれば瑞泉寺スタートにして建長寺に抜けるのが良いでしょう。
鎌倉時代に山を削って造られた道を切通し(きりどおし)と言います。切通しは今も昔も鎌倉中心部に入る道として重要な道で、今でいうと鎌倉周辺でだいたいいつも渋滞するあの辺りの道路のことを指します。
鎌倉に入るのに渋滞している様子を見ると一気に大軍で攻め込めない、天然の要塞たる所以がよく分かります。
建長寺スタートでは最高峰の大平山を過ぎると眺望がなくなり、古道を楽しむハイキングになります。景色を楽しんだ後は歴史に思いを馳せながらなむなむと歩くのが良さそうです。
瑞泉寺に抜けハイキングを終えると、八幡宮など鎌倉の中心部すぐ近くに出ます。帰りは小町通りをぶらぶらしながら鎌倉駅から帰路に着きました。
歴史のある町は雰囲気が良い。また空気感を味わいに訪れたい、そんな鎌倉アルプスでした。