親愛なるドーミーイン
こんにちは!今日は私が愛してやまないドーミーインの宿泊記です!
私は6年前くらいの東北遠征登山の時にたまたま秋田のドーミーインに泊まって以来、すっかりドーミーイン好きになりまして、出張や山/自転車遠征の際にはドーミーインから探すようにしているのですが、ついに今回は細君とともに「ドーミーインに泊まることを目的とした旅行」を計画しました。
ただのビジホじゃないの?
前述のようなことを語るとよく言われます。「えっ?ドーミーインってただのビジホじゃないの?」と。あまりよく知らない人から見るとドーミーインはちょっと高いビジネスホテルという認識に留まっているかと思いますが、ドーミーインは「住むビジネスホテル」を目指し大浴場や食事、館内設備やサービスなどにこだわった宿泊施設です。
現在はドーミーイン(スタンダード)、ドーミーインPREMIUM、ドーミーインEXPRESS、ドーミーイン御宿野乃、などコンセプト別のブランドが存在していて、例えば御宿野乃は旅館のような和の設えが施されており、もはやビジネスホテルとは全く異なる存在と化しています。www.mount-road.com
いずれもウェルカムドリンクや大浴場(サウナ付き)、湯上がりサービスなどが充実していることがドーミーインの特徴です。
ドーミーインEXPRESS富士山御殿場
ドーミーインEXPRESS富士山御殿場を知ったのはよく読ませてもらっている自転車ブログ「サイクルガジェット」の記事がきっかけでした。屋上の足湯に戸建てのような車直付けの部屋、アルコール飲み放題のラウンジなどあまりに魅力的すぎました。
そんなドーミーインはEXPRESSブランド。どのようなコンセプトかというと…
とりあえず今までのドーミーインにない新しい試みをしてみようぜ!的なポジションのようです。富士山御殿場ではレンタサイクルや今回泊まったサイクリスト向けのPEDALなど、アクティビティとの組み合わせに重きを置いているようです。
サイクリスト向け"PEDAL"
こちらがPEDALです。チェックインの時にガレージのキーを受け取り、直接車を乗り付けます。
テラス席とサイクルラック、そしてその奥には洗車可能な水道。
さらにコインランドリーまで!
部屋はオシャレなツインルーム。円形のテーブルセットと
キッチン。つまり自炊ができるということ。今回はやりませんでしたが徒歩圏内にルアー・フライ専用の管理釣り場があるのでここで食材を仕入れるのも良さそうです。
浴室ではなくシャワールーム。腰掛けられるシャワールームって何気に初めて見ました。こういうさりげないところが高クオリティなのがドーミーインの推しポイントです。
窓の外はこの景色。いや〜夢ですねぇ。こんな家に住みたいもんです。
フロント
フロントは写真右側の正面玄関の他、立体駐車場から直通している出入り口があります。
電動自転車のレンタサイクルに加えて
ファットバイクも置かれていました。
受付の向かいにはラウンジ的スペース、そして奥に食事会場。
湯上がりスペース
大浴場の入口手前には漫画と湯上がりアイスが並ぶ湯上がりスペースがあります。
意外にもさほど混み合うことがなくのんびりくつろげます。
そして湯上がりアイス。もちろん無料サービスです。朝〜午前中の時間帯では乳酸菌飲料になります。
秩父宮記念公園
ちょっと脱線しますが、チェックインを済ませて一息ついた後はドーミーインEXPRESS富士山御殿場から歩いてすぐのところにある秩父宮記念公園、ここが桜の名所だと聞いたので散策してみました。
宿泊したのが4月4日で、例年より桜が遅めだというのでちょうど見頃でした。ここは枝垂れ桜が有名だとか。
茅葺き屋根と枝垂れ桜のコラボレーション。入場も無料で30分くらいでさくっと見て回れるのでおすすめです。
屋上の足湯
富士山を正面に見据える抜群の景色を誇る屋上の足湯。公園の散策を終えた後はまず屋上足湯でくつろぐことにしました。
足湯以外にもソファやテーブル席があり、お酒を飲んでいる人もちらほらいました。
確かにここで酒を飲むのは最高ですね、気候的にも屋外で足湯に入るのが一番気持ち良い季節です。この時は早くサウナでととのってラウンジに行きたかったので大浴場へ向かいました。
大浴場
大浴場は内湯と露天風呂、そしてサウナに氷のような水風呂。そこらのスーパー銭湯並に広くととのいスペースも充実しています。また前述のサイクルガジェットさんの記事では大浴場の写真も掲載されているのでぜひ見てみて欲しいところですが、手すり一つとっても趣向が凝らされていてたいへん落ち着く空間でした。
ドミニスタクラブラウンジ
さてさてお待ちかねのラウンジタイムです!以前は営業が18-20時の2時間で、基本的にはラウンジ付きプランで申し込んだ人向け(オプションとしての利用も可能)だったのが、現在は完全にオプション扱いになっています。その代わり営業時間が15-21時と拡大し1500円/人という破格のオプションになっています。ちなみにドーミーインのゴールド会員であれば無料で使えます。
受付で支払いを済ませカードキーを受け取るとあとは出入り自由です。つまり、利用する予定ならチェックインと同時に申し込んでおけば気が向いた時に好きに飲みに行けるということ。足湯でみんなビールを持っていたのはここのビールを持ち出していたようです。
食事は持ち込み方式ですが軽食としてスナック菓子とkiriが置いてありました。
入口にはお酒の共に良さげな類の本達が並び
トラウト系のインテリア。そういえばフロントにもフライロッドが飾ってありました。
席は2~4人がけのテーブル席が3席とカウンター席。我々は20時前くらいに入り、全体の半分くらいが埋まっている状況でしたがとても静かで居心地が良かったです。
ビールとハイボールのサーバーに
赤白ワイン、焼酎。
ソフトドリンクのドリンクバーもあるので焼酎を割ったりするのも◎
ドーミーいんこジョッキ。
私達は昼間のうちに三島にある伊豆 村の駅で晩酌のおつまみと主食のしらす丼などを買い込んでいたので、ラウンジで夕食兼晩酌としました。その後は湯上がりスペースでアイスを食べながら漫画を読んだり部屋で飲み直したりと欲望満たしっぱなしの夜でした…。いやぁ最高…本当にサイコーです!!
ところで最近スラムダンクを読み始めたんですけど面白過ぎて一気に読んでしまいました。全体的なノリには時代を感じるものの、現代の作画にも全く遜色ない絵柄で…こんなに絵が上手いとは感激しました。ストーリーもアツい、とにかくアツい。
心の老化なのか…新しいアニメや漫画に自分の感性が合わなくなりつつあるのを感じる今日この頃なので、最近はまだ未履修な過去の名作漫画・アニメを鑑賞するようにしているのですがこれがなかなかおすすめです。名作漫画ならどこのスーパー銭湯にも置いてありますし、アニメならハマっても既に完結しているので一気に観ることができます。
時代について行けなくなりつつあるオタクよ、過去の名作を履修すべし。
朝食
びっくりするほどあっという間に御殿場ステイの夜は過ぎ、最後のイベント朝食です。ドーミーインはその地域の地元料理を含むバイキング形式の豪華な朝食が売りで、有名どころではドーミーインPREMIUM小樽の盛り放題海鮮丼があります。
まず早速、ふじのくにポークグリル!
ふじのくにポークシチュー!
釜揚げしらす雑炊!これはサイコーに美味でした。サイクルガジェットさんで見たときから一番期待していたのですが期待通り!毎日食べたい味。
御殿場名物のみくりやそば!
御殿場プリン!
地元果実のビネガードリンク!むせ返るようなビネガー…と思いきやギリギリ美味しく飲める良い塩梅。健康志向。
ドーミーインEXPRESS 富士山御殿場"PEDAL"まとめ
念願の御殿場ドーミーインでしたが結論、至高体験です!特にこの車直付けルーム、ありそうで中々なかったタイプのホテルですが、たったこれだけで別荘のような特別な体験が味わえました。ドーミーインの充実したサービスにホスピタリティは言わずもがな、さすが新しい試みの実験会場なだけあってこれまで泊まってきたドーミーインよりさらに気合いが入った印象を受けました。
今回はブロンプトン2台を車載してきて近くを軽く走った程度でしたが、PEDALという名前だけあってガッツリ自転車乗り向けの部屋なので、自転車旅や富士山一周フジイチに挑む際の宿泊地にできたら相当素晴らしい体験になると思います。フジイチしてここに泊まってのんびりして、翌日はアウトレットや三島の道の駅でお土産を買って輪行で帰ったりしたらとんでもなくQOLの高い週末になること間違いありません!