山と自転車

登山や自転車をはじめとした多趣味ブログ

新年一発目の足慣らしに八ヶ岳蓼科山に登ってきた。お手軽日帰り女神茶屋ルート。2025.0.1.04

2025年、始まりました。本当は12月末に今シーズン最初の雪山登山を済ませておくつもりだったのですが、職場の忘年会で朝まで飲んでトゲナシトゲアリの4thワンマンライブに行ったら見事に風邪を引いてしまい活動休止していました。ということで、新年一発目にして今シーズン最初の雪山登山です。

北八ヶ岳 蓼科山山行記録

蓼科山は私が友人に連れられ初めて登った雪山でもあります。もう何年も前のクリスマスの日で、山頂までの最短ルートである7合目登山口ルートだったと思います。今回は標高差も低く往復の距離も短く難易度が低い女神茶屋ルートで登りました。

そういえば最近、イッテQで還暦を迎えたウッチャンのため蓼科山に登ってご来光を見るという企画がありましたが、彼らは7合目登山口ルートを登っていたそうです。

コースデータ

すずらん峠園地駐車場

スタート地点はすずらん峠園地駐車場というところ。中央道の諏訪南ICで降りたのち下道を40分くらい進んだところに位置します。人の入りは多いエリアなので道の除雪はよく施されているので、スノータイヤさえ履いていれば必ずしも四駆でなくともアプローチ出来ると思います。

1月4日、怒涛の9連休の8日目。登山口到着の10時頃には駐車場はほぼ満車状態でしたが、既に降りてくるパーティもちらほら。

1年越しに手に入れたモンベルのアルパインスノーシュ56を試してみたかったのですが、トレースは十分な上に斜度もそれほどきつくないので、スノーシューやワカンは不要で、アイゼンも6本爪以上の軽アイゼンなら十分というコンディションでした。

しかしトレースを外れると股下くらいまでは容易に沈むので、降雪直後に登るならば諸々の装備は揃えて臨んだほうが良さそうです。

私はいつも通りのアルパインクルーザー3000にカジタックスの12本爪アイゼンでしたが、この日に関してはややオーバースペック気味でしたね。

頂上直下まではこんな感じの樹林帯を進みます。

夏山なら結構退屈で気持ち的にしんどそうなルートですがこの時期だと雪と戯れながら登るのにちょうど良い塩梅。そして樹霜がとてもきれい。

かなり高度が上がってきたなと思った矢先に不穏な雲が。

だんだん重たい雲が広がってきますね…。冬山は気温のピークが下がるのが早いのでむしろ午後に向かうにつれて晴れてくるパターンが多いんですが…下界の気温が高めなのが影響してるんでしょうか。

蓼科山 頂上直下

見てください先程の八ヶ岳ブルーが嘘のような白い空!勝確だと思ったのに誰が想像できましょうか。自然相手だから仕方ないとは言え久々の登山で食らうとがっかりしますね。谷川岳かよっていう。

蓼科山頂ヒュッテ

蓼科山頂ヒュッテにて昼食。毎度ありがたすぎる今回の師匠メシはスープパスタです。そうそう、この日は車内に飲水も昼食も全部忘れて雪を定期的に水分として摂取しながら登っていたのでようやくエネルギーが補給できました。

しかし雪山に登る度にジェットボイルには感動します。こんなクソ寒いのに本当に湯沸かしが早い、いや速い。

www.mount-road.com

蓼科山山頂

つい先程まで昼を過ぎた谷川岳のように雲に飲み込まれていた蓼科山でしたが、食事を終えた神がかり的タイミングで晴れ始めました。

初詣のおみくじは末吉だったんですけどね、近所の神社に2日続けてお参りしたのが効いたのかもしれません。

山頂の中心部の蓼科神社奥宮。このわずかな移動時間で既にまたホワイトアウト。

かと思えば突然この景色!さすがに出来過ぎのタイミングで晴れ渡ってくれて、本当に今年は良い年になりそうです。そう、山は良い方向にも天気が急に変わるので安全に登頂が目指せる限りは諦めてはいけないなと思いました。

蓼科山山頂もようやく全貌が見えてきました。蓼科山は別名諏訪富士と呼ばれるご当地富士山の一つで、お椀型の山容なので山頂はかなり広く平坦な地形をしています。

遠くから見た”諏訪富士”こと蓼科山

手前の白い丘は車山高原、右奥の白いところは美ヶ原です。1月としては割と雪が多めな気がします。両者の間のビーナスラインとか真っ白ですね。

ちなみに山頂での気温計はこんな表示でした。爆風で体感温度的には納得なんですけどこんなに下がりますかね。でも気温計は登山界隈でも定番で信頼のエンペックスサーモマックスなのでエラーとも思えない。うーむ。

リーダーから寒すぎて撤退宣言が出たので下山開始しつつ、名残惜しく景色を見ていると南八ヶ岳の全体像が見えてきました。

編笠山から阿弥陀岳まで、ギリギリ赤岳山頂が見えないくらいでしたが満足。

 

山頂は情報でなく体験であると思っていますが、雪山は滞在するだけでも難しい過酷な環境なのでなおさら全身で味わう体験ですね。ここに至るまでのハードルはそれなりに高いですが、興味が湧いてしまったならこの世界を知るべきだと思います。ぜひ狂いましょう。

笑ってしまうくらい真っ直ぐでわかりやすい登山道です。登りながらイメージしていた道そのもの。

この写真を見ると我々はお尻が疼きます。変な意味ではなく、雪山の醍醐味である尻セードという技が使えるからです。雪山はこんな感じに岩肌が露出しておらず極端にきつい斜度でない場所であれば滑って降りられます。ゆえに下山は本当にあっという間。ここ蓼科山、北横岳、縞枯山あたりは特に尻セードしやすい道が多くて最高に楽しいです。

何年か前に木曽駒ヶ岳の千畳敷カールで尻セードしたときは最高でした…傍から見たら滑落に見えたかもしれませんが…

下山後は焼き肉へ…

山頂を後にするともう下山後の温泉と焼き肉のことしか頭にありません。雪山では尻セードというご褒美があるので下山も楽しみになりますが、基本的には下山はただの消化試合。

ということで今回は東山食堂という諏訪・茅野の人気焼き肉屋にきました。

鉄板がこのようにセパレートされていて余分な油が手前に落ちてヘルシー(なのか?)という画期的なスタイル。開店待ちしたものの予約でほぼ埋まっているような状態だったので事前に分かっているなら予約を推奨します。

 

ということで雪山シーズン開始は蓼科山でした。同じ時期の行ったことのある山でもまた違う印象になるなぁという感想と、一度しか来たことのない割には山頂の様子を鮮明に覚えていたなぁという感想を抱きました。それだけ山頂体験が強烈に海馬に刻まれているのかもしれません。