今回は完全に自分用のメモ記事ですが、たまに友人や後輩から旅の計画をどのように立ていているのか聞かれることがあるのでそれも踏まえて一例として紹介。旅のあと振り返りも併記しました。
四国の百名山一度に落とす旅
愛媛県の石鎚山、徳島県の剣山。夏休みの山旅でこれらを一度に落としてしまおうという計画を立案した。いずれも四国の中央の山地なので自家用車でアプローチするのが楽そうではあるけれど、湘南から車で自走するのは運転がしんどすぎるのでなし。現地でレンタカーを借りるという選択肢は返却場所が変わって高く付くのでなし。ゆえに公共交通機関オンリーで計画。
概要
やりたいこと
・石鎚山登山
・剣山登山
・サイクリング
・瀬戸内海で1泊以上過ごす
・SUMMER POCKETS聖地巡礼
山旅の最後は瀬戸内海の島で癒やしを得たい。またしまなみ海道でも良かったけれど5月に行ったばかりなので、この機会にずっと行ってみたかったSUMMER POCKETSの舞台、直島に行って締めくくることにする。百名山2座と聖地巡礼を一度に叶えるドリームプランである。
ゆえに石鎚山(愛媛)→剣山(徳島県)→高松(香川)→直島(香川)という順で西から東へ進む。山メインなので正直サイクリングはどちらでも良いけれど、SUMMER POCKETSの舞台は直島と周辺の女木島、男木島の3島。走行距離は短いものの徒歩での巡礼は時間がかかるので自転車があった方が良い。
また、後述の登山バスの復路など自転車があったら接続がスムースになりそうな場面がちょくちょくあるので総合的に考えてブロンプトンを持っていくことにする。ブロンプトンならば通常の路線バスにも載せられるし、当然飛行機も夜行バスも問題なし。さらにフラペなので登山靴を履きっぱなしで良く替えの靴が不要となる。
2年前の利尻島・礼文島・稚内の登山&自転車旅の再来である。
石鎚山も剣山もコースタイムは短めの山だがより晴天率の高い午前中に登頂する&下山後の移動が長くなるので早め早めの行動を原則とする。
day0 松山前乗り 羽田空港→松山空港→松山駅(泊)
※費用削減のため新宿→松山の夜行バス(オレンジライナーえひめ)という選択肢もあるが、到着時刻が07:50であり後述の石鎚ロープウェイ行きの始バスに間に合わないので却下。航空券は22000円程度、宿泊費は5000円前後。
航空券はこの旅を思いついた時点でほぼ早割が効かず、父にもらったJALの株主優待券で50%オフでフレックスに乗るのとほぼ同じだった。株主優待券は元々高いフレックスの50%オフなので各種早割には金額的に劣るものの、直前での便変更や出発前までのキャンセル費用がかからないという利点があるので、直前の天候に応じてプラン中止できるという大きな強みがある。
実際にやってみて
この日は九州〜四国にかけて台風が上陸し、予定していた飛行機が引き返す可能性ありという条件付き運行となった。知恵袋などを調べた限り本当に引き返す可能性は低そうではあったものの、翌日の山の天気が微妙だった&良くても台風通過直後=大雨直後の登山になるので石鎚山登山は断念することにした、翌朝の便を取り直して(手数料無料)、初日は道後温泉に行ってみることにした。
day1 松山駅→石鎚山登山→阿波池田駅(泊)
松山駅→伊予西条駅(電車)→伊予西条駅07:37→石鎚ロープウェイ前08:31(バス)
ロープウェイ 00, 20, 40分の運行 08:40を想定
石鎚山登山(成就ルート:往復コースタイム往復6時間)概ね9時に登山開始して15時前には下山するとして
石鎚ロープウェイ前15:17→伊予西条駅16:11(バス)
伊予西条駅16:28→阿波池田駅18:33(電車) 宿泊
松山駅を始発で出ると6時台には伊予西条駅に着けてしまうので、6時過ぎの電車に乗ってスタート。登山としてはかなり余裕のあるスタートになる。
伊予西条駅→ロープウェイ駅までは約20km、500mアップの山道なので、積極的にそうする理由はないがブロンプトン自走も不可能ではない。または行きだけバスで帰りは自走するのも交通費削減のためあり。
翌日の剣山の登山口最寄りは貞光駅だが、調べたところ宿泊施設があまりなさそうだったので電車で30分ほど手前に位置する阿波池田駅で宿を確保した。コンビニは充実していそうなので食事の心配はなし。4000-6000円程度。


実際にやってみて
先の通り、石鎚山登山は断念したので午前中のうちに松山に上陸し、松山城→道後温泉を観光したのち阿波池田駅へ向かった。現地の時刻で調べたところ高速バスを使うのが最速だったので大街道→三好BS(バス)→阿波池田駅(電車)にした。
大街道に着いたのが出発10分前くらいで、上記公式サイトで空席検索をかけるとその1本次の便以降しか出てこず断念しかけたものの、ダメ元で来たバスに直接聞いてみたら普通に空席があったので事なきを得た。出発直前になると上記サイトでは表示されなくなる仕様のようなので注意されたい。
day2 阿波池田→剣山登山→高松駅(泊)
阿波池田駅→貞光駅(電車)
貞光駅07:50→見ノ越09:24(登山バス)
剣山登山(見ノ越ルート:往復コースタイム4時間半)
見ノ越13:45→貞光駅15:46(登山バス) ※もしくはブロンプトンでダウンヒル
貞光駅16:15→高松駅18:37(電車)
高松駅前で宿泊 6000円前後
www.town.tokushima-tsurugi.lg.jp
4-11月は貞光駅から見ノ越登山口まで基本土日のみ登山バスが運行している。ここは39km, 1400mアップの道のりなのでブロンプトン&登山装備での自走は厳しい。ただし片道3000円と結構な金額なので帰りはブロンプトン自走でダウンヒルが有力?乗鞍のダウンヒルが50分程度と考えるとバスより早く下れるかも?
貞光駅→高松駅は時間帯によっては3時間以上かかるロング移動。パソコン持って行けていればここで写真や動画の編集、ブログのプロットを書きたい。
実際にやってみて
この日はほぼ予定通り貞光駅から登山バスに乗って見ノ越ルートで登山開始。帰路の13:45のバスは時間的にはちょうど良かったものの、思ったより剣山がマイルドだったので自走して下ることにした。その道中にあった温泉に寄ることもできたし、片道3000円を浮かせることもできたしで下山のみ自走というのは正解だった。
ただし登山バスはハイエースクラスのワンボックスカーを改装しているものなので、ブロンプトン以上の大きさの自転車は持ち込みが難しいと思われる。
貞光駅→高松の移動は乗り換え1回(琴電高松築港駅からは自走したため)で済んだため思ったよりずっとラクだった。さすがにPCは持っていかなかったので普通にKindleで本を読んで過ごした。
day3 高松港→直島(泊)
この日はシビアな接続もなく、島に行って聖地巡礼しつつのんびり過ごすだけの日。加藤家のモデルの石井商店に泊まろう!と思っていたけれど2025年現在予約受け付けをしていないそうで…どこに泊まるかは検討中。
実際にやってみて
疲労により高松8:00発のフェリーは見送り、宿でダラダラした後10:00発のフェリーで直島に上陸した。直島は小さな島なので自転車さえあれば聖地巡礼しつつ島全体を巡るのに十分な時間があった。身体に鞭打って始発にしなかったのはこれまた正解。
day4 直島→高松港→女木島→男木島→高松港→高松駅→横浜駅(夜行バス)
最終日は直島と他の2島を巡る。女木島と男木島は直島からの直通便がないので一度高松に戻る必要がある。高松→女木島の始発便は8:00で、直島→高松の到着時刻も同じく8:00なのでこの始発便に乗るには直島06:45→高松07:15の高速旅客船に乗る必要がある。


当初は高松空港から飛行機で帰るつもりだったけれど、立案が遅く早割がもうないので結構な出費に。なんとなくハイシーズンの北海道行きの飛行機とあまり変わらないというのは釈然としない。また先日の大雪山縦走の交通費がかさんだこともあってちょこっとだけ節約したい気持ちが芽生えている。
ということで、夏休みももう1日余るしたまには経費削減のため夜行バスを利用することにした。高松駅21:15→横浜駅06:45。夜行バスは苦手な人もいると思うが、個人的には初めて3列独立シートに乗った時が快適すぎたので全然あり。4列ならなし。
今回のプランは行きの航空券、各宿、帰りの夜行バス、いずれも直前のキャンセルが可能というのが今までのプランとの大きな違い。最もキャンセル期限が近いところでも出発の5日前まではキャンセル料がかからない。
また、夜行バスはしばらく頭から抜けていた選択肢だったけれど、そういえば宿泊費を削減しつつ現地で早朝から行動できるという山屋向けの移動手段だった。今回の計画にあたって興味深いブログを見つけたので紹介。
東北や西日本などの遠征登山。夜行バスを上手く使えば有休を取らずとも通常の週末の休みで遠方の百名山を落とせるじゃないかと僥倖。偶然にも運転嫌いの光明を見た。
実際にやってみて
まず直島→高松の高速艇にブロンプトンを乗せてもらえなかったというアクシデントにより、高松港10:00発のフェリーに乗ることができず12:00の便で女木島に行くことになった。高松でめりけんやに行けたという利点と引き換えに2時間を失うこととなった。
詳しくは下記記事を見ていただきたいが、女木島と男木島の聖地巡礼はなかなかにタフな行程だった。自転車があったので時間的には十分だったが、初日からの疲労の蓄積で身体・精神的にはかなりしんどい状態であった。男木島に渡った時は楽しみというよりようやく終わる、ラストファイト!という陸上部時代の練習の最後の1本を振り絞って走るときのような心境だった。
そして帰りは直前で想像力が働き「この行程の最終日に夜行バスで帰るの発狂せん?」と気付き、ネットでJAL株主優待券を購入しフレックス半額の席を取得した。これはマジで英断であった。到着が夜中になろうとシャワーを浴びて自室で寝られる、そして翌日は1日休みというコンディションは高速バスとの差額1万円の価値が十分すぎるほどであった。
おしまい